業務停止命令を受けた「ねこのて」にもの申す!ずさんな管理・猫カフェをやる資格はない

ねこのて

先日報道もあった通り、初の営業処分を受けた東京都墨田区にある猫カフェ「ねこのて」。報道が一段落した今、ずさんな体制が次々と明らかになりました。当サイトの運営者として、愛猫家として、真実を伝えなければいけないと思いこの記事を書かせて頂きます。

(同時に私からの宣戦布告でもあります。)

業務停止命令を受けた猫カフェとは?

ねこのて

東京都墨田区、錦糸町駅にある猫カフェ「ねこのて」は2011年10月に出来た、比較的新しい猫カフェです。猫カフェとしては珍しい「抱っこが出来る猫カフェ」として徐々に知名度が上がりました。猫の数は当初10匹。そんなねこのてに不可解なことが起こり始めます。

株式会社ねこのて 代表取締役松崎和子 設立 平成22年5月27日 所在地 東京都墨田区江東橋2丁目6番14号エスカイア錦糸町プラザ201号室

ずさんな管理体制

1.徐々に猫が増え始める

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2012年の終わりごろから猫が増え始めていると噂になります。実は猫に去勢を一切行っていなかったのです。猫は本能に従っているだけ。そのため無駄な命が次々と生まれ、営業停止となる直前2015年12月時点ではで62匹まで増殖していたのです。そして驚きなのがお店の広さは10畳に満たないくらい。いかに劣悪な環境下にいたかがわかります。

2.治療の体制が何もない

ねこのて、ずさんな治療

猫が狭い劣悪な環境下にいた結果、病気の集団感染「アウトブレイク」が起こっていました。本来猫が病気になった時は隔離・動物病院で治療を行わなければならないのですが、適切な治療を一切行っていなかったのです。

無造作に置かれた注射器で手当たり次第に薬をあげ目薬をさす。本当にそんな治療で治ると思っていたのでしょうか?動物を飼う立場としては失格なのは言うまでもないですね。

ちなみにこちらが猫が感染していた病気です。

  • 猫ヘルペスウイルス
  • 猫カリシウイルス
  • ウリザネ条虫
  • サナダムシ
  • 猫クラミジア(人間に感染することもまれにある)
  • マイコプラズマ・フェリス

3.ニュースに特集されるもこりず

みんなのニュース

2015年12月15日放送のフジテレビ「みんなのニュース」で劣悪な環境の猫カフェとして特集されました。ねこはくしゃみをしたり目やにがひどかったり。明らかに病気のねこばかりでした。

ねこのての店内も、お店とは思えないひどい悪臭が漂っている、飲み物を頼んでも猫が多すぎてろくに飲食物を飲めないなど、とてもじゃないけど楽しめる環境には無かったんだとか。

猫の体調を調査した結果、病気である事実がわかります。そのことを店員に伝えると「それはないですよ、何かの嫌がらせ?」とのこと。猫カフェオーナーとして以前に人として終わってますね。

やっと業務停止命令に

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特集での報道にも何事もなかったかのようにシラを切るねこのてに行政が処分を下しました。

東京都は21日、猫との触れ合いを楽しめる都内の飲食店「猫カフェ」が、猫の適正な管理を怠り、劣悪な環境で営業していたとして、動物愛護法に基づき同日から30日間の業務停止を命じたと発表した。(時事通信)

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6198657

しかし営業停止中も懲りることなく。。

http://ameblo.jp/nekocafenekonote/entry-12152271342.html

http://ameblo.jp/nekocafenekonote/entry-12152271342.html

30日間の営業停止中の間にも、懲りるどころかある意味開き直りのブログ更新。猫の為に最善を尽くしたりだとか、何も誠意を感じられません。猫を商売道具にしか思っていないのでしょうか?

(6/5現在、ブログの更新は止まっています。)

62匹→10匹へ、残りの猫はどこに。。

今回の業務停止命令でわかったことは、62匹の内なんと44匹が何かしらの病気にかかっていました。今回の営業再開で猫の数は10匹に。さて、のこりの猫はどこに行ったのでしょうか?無駄な命となっていないことを願うのみです。

今回の件を受けて

今回の事件。業務停止に至るまで様々なハードルがあったのです。都には「室内が臭すぎる」など、毎日数十件の苦情が入ってたのだとか。その都度保健所の指導が行っていたのですがそこどまり。都にとっては動物愛護法は別管轄。処分をしたくても縦割りの為なかなか踏み出せずにいたのだとか

都の担当部署には毎日「早くあの猫カフェをどうにかしろ!」といった訴えが数十件入ってきた。それを少ない人数で対応するとともに、22回もの立ち入り検査を実施し、指導してきた。一方で、「常軌を逸した運営」をしているのは明らかなのに業務停止まで半年かかった。これは都の職員の責任ではなく、動物愛護法はあるのだが強制力を行使する権限がなかったためだ。少しでも早く猫を救わなければならないはずなのに、動物愛護法はある意味絵に描いた餅のような存在になっていている、と批判した。

http://www.j-cast.com/2016/04/22264985.html?p=all

そんななか実現した行政処分。ある意味必然だったのかもしれない。

今回の処分を受けるまでこんな猫カフェは知らなかったし、猫を無視したずさんな体制に怒りすら感じました。一体ここの従業員は猫を何だと思っているのだろうか。猫カフェで一番大切なのは猫です。そんな猫よりも目先の利益優先、こんな猫カフェに今までお客さんが通っていたのが不思議です。私が猫カフェを経営するときには決してこの様な環境にはしたくない、したら失格です。

ニュースによるとこの猫カフェは再開に向けて動き出しているのだそう。きっとオーナーは何ふり構わぬ顔で営業を続けるでしょう。衛生面でも人体に影響のある病気もあり非常に危険です。こんな猫カフェは決して許したくはない。

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