猫の睡眠時間と眠りの特徴。

猫の仕事は「寝ること」と言ってもおかしくないくらい、皆さんの愛猫さんたちも寝てばかりいませんか?
寝ていて・・・起きたと思ったら「ごはん」か「トイレ」か「遊ぶ」くらい。

とっても羨ましい生活していますよね(笑)

今日は、猫の睡眠時間についてご紹介します。

猫の睡眠時間は人間の2倍以上!!

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猫の平均睡眠時間は以下の通りです。

成猫の平均睡眠時間:14時間(1日の58%)
子猫の平均睡眠時間:19時間(1日の79%)

どうりで気づくと寝ている訳です・・・。
猫の赤ちゃんは2割しか起きていないのですね・・・。

でも、なぜそんなに寝てばかりいるのでしょうか?

猫がよく寝る理由

猫はもともと野生で肉食動物です。
狩りをするためには「体力」「瞬発力」「集中力」などが必要になるため、
日頃から寝て過ごし、エネルギーを温存しているのだそうです。

何日も獲物に出会えなくても生き抜いていけるように、エネルギーを節約しているのですね。

でも実は、熟睡できていない?

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実は、寝てばかりいる猫ですが、野生で寝込みを襲われる危険性もあるため、ほとんど熟睡していないんです。

猫の睡眠も人間と同じように「レム睡眠(浅い眠り)」「ノンレム睡眠(深い眠り)」の2つの構成になっています。
睡眠のサイクルは以下の通りです。

レム睡眠(浅い眠り):平均60分程
ノンレム睡眠(深い眠り):平均6~7分程

こう見ると、人間よりも集中した深い眠りが纏まってとれない分、猫の方が質の良い睡眠がとれていないことが分かります。

寝ているときの猫を観察していると、手足がピクピク動いたりするのは夢をみている(浅い眠り)ということなんですね。
この状態だと、ちょっとした物音や接触で簡単に目覚めてしまいます。

ただでさえ質の良い睡眠がとれていない猫に対して、寝ているときに邪魔をするのは良くないですね。
いくら可愛くても、寝ているときにはそっとしておいてあげましょう。

猫の寝姿で分かること

猫の寝姿から、警戒心の度合いが分かります。

丸まって眠る

猫は気温が低いと感じています。
猫の感じる適温(27度前後)を下回っている場合には、温かい場所を作ってあげましょう。

寒さが原因でない場合には、他の猫や人間にちょっかいを出されないよう警戒しているようです。

足を伸ばして眠る

室温がちょうど良く、リラックスしている状態です。
少〜〜しだけ警戒していて、何かあればすぐに逃げれる体勢を保っています。

お腹を見せて万歳の姿勢で眠る

熱くて体温を外に出そうとしている状態です。
とてもリラックスしている状態で、至福を感じてるようです。

猫の眠りは邪魔するべからず

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人間も眠りを邪魔されるととても不機嫌になりますが、猫は普段から警戒心が強いため、
眠りを邪魔されたときのストレスは計り知れません。

愛猫が寝ているときには、構いたくなる気持ちをそっと堪えて、
寝姿を見て満足することが正解と言えそうですね。

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