どうして猫は飼い主さんと一緒に寝たがるの?その理由と気持ちを調べてみた♪

猫好きさんにとって猫と一緒に寝るのってとても幸せな気分になります。夜寝ようとベッドへ入ったときに当たり前のように愛猫も入って来てもたれかかってきたり、夜中にふと目覚めたとき隣で愛らしい寝顔を見せてくれるととても癒されますよね。
たとえ愛猫専用のベッドを用意してあったとしてもやはり飼い主さんのベッドへ入ってきます。私たち人間は幸せを感じていますが、猫はどんな気持ちでいるのでしょうか。
猫がいったいどんな理由や心理で一緒に寝ようとするのかを調べてみました。

猫が飼い主さんと一緒に寝る理由とは

猫を飼っている方なら皆さん経験されていると思いますが、毎晩寝ていると愛猫が布団に中に入ってきてペッタリとくっついて一緒に寝る…とても幸せな気分になります。
猫は心地いい場所をよく知っていますが、他にも猫が飼い主さんと一緒に寝たくなる理由が色々とあるのです。
ここではその理由についてご紹介します。

猫は心地いい場所を知っている

猫は家の中でどこが一番居心地がいいかをよく知っています。
猫の好きな場所の条件として挙げられるのは暗くて狭く、柔らかいところで出来れば高い所になります。キャットタワーが条件に当てはまりますね。
しかし、それだけでなく猫の体温調節や安心感も考えると飼い主さんの布団の中がベストということになります。

甘えている

猫にとっての飼い主さんは育ててくれる親も同然です。子猫のときはいつも母猫の傍で安心した生活を送っています。子猫にとって母猫は絶対的な信頼感があります。ですから一緒に寝るということは飼い主さんへの甘え、信頼感の表れということです。
また避妊去勢手術をした猫は成猫になっても子猫の気持ちが抜けきらないことが多いためどうしても甘えん坊になりがちだとも言えるのです。
常に飼い主さんの傍に居たいのでしょう。

温かいから

猫は発祥が砂漠といわれるように基本的に寒さに弱い動物です。特に冬場は飼い主さんと一緒に寝ると温かいため布団へ入ってきます。
夏でも布団に入ってきたりくっ付いてきたりすることがありますが、これは猫の体温が38~39℃と高く人の体温の方が低いためくっつくと冷たく感じ体温調節をしているのです。
夏にくっつかれると逆に飼い主さんの方が寝苦しく感じるかもしれませんが、可愛い愛猫のためと思い工夫をしてあげてください。

飼い主さんを守っている

猫は飼い主さんのことを親のように「ごはんをくれる人」「信頼できる大好きな人」と自分の所有物のように思っています。イコール縄張りの感覚ですね。
猫は縄張りを必死に守るつもりで飼い主さんの傍を離れないのです。猫にしてみれば眠っているときは無防備になるので夜行性である猫は飼い主さんの傍に添い寝することで飼い主さんを守っているのかもしれませんね。
時々、危険から飼い主さんを守ろうと飼い主さんが寝返りを打とうとしたら爪を出して動けないようにする猫もいるようです。

猫の習性

複数の猫たちのいるところで、仲のいい猫同士がよく一緒にくっついて寝ていたりグルーミングしている姿を見かけることがあります。
猫は自分が安心できる相手、つまり親兄弟や仲間と一緒にくっついて寝るという習性があるのです。
飼い主さんのことも安心できる相手と思っているため寝るときはくっついてくるのですね。

習慣

子猫のときから一緒に寝ていると成猫になっても飼い主さんの布団の中が自分の寝床だと思い習慣となります。
猫は気まぐれな動物と思われがちですが、子猫の頃から環境の変わらない寝床であるのならわざわざ新しい寝床を探すより慣れた場所で眠る方が安全であると考えているのでしょう。
また猫は飼い主さんが病気になっても同じ場所で寝ます。極端に言えば頭や枕、首やお腹の上で子猫の頃から寝ている習慣があれば成猫になり大きくてもその場所で寝るのです。習慣として覚えるといいます。
気にされないようならいいのですが、それは困るという方は子猫のうちから寝る場所はきちんと考えた方がいいでしょう。
飼い主さんの都合で途中から変えるのは簡単なことではありません。

寝る位置で分かる信頼関係

猫が飼い主さんと寝るときに陣取る場所ってほぼ決まっています。この寝る場所によって飼い主さんとの信頼関係が浮き彫りになってるってご存知ですか。中には「ウチに来てからずっとここよ」っていう猫もいますが、少しずつ信頼関係度によって変化しているのです。
また多頭飼いの場合ですと猫同士の力関係にもよって決まってきます。

飼い主さんの顔の近く

飼い主さんの顔の近くで寝る理由としては子猫の気持ちが残っており甘えています。
たとえ成猫になっても子猫感覚が抜けず、飼い主さんを親と見ているのです。このタイプの猫は寝相もダイナミックで足が顔の上に乗っかかってきて起こされることもしばしばあるでしょう。

飼い主さんの布団の中

飼い主さんの布団の中で一緒に寝る猫は、とても甘えん坊で陽気であまり警戒心を持たない性格です。そして飼い主さんのことが大好きでくっついていたいと思っている猫です。大好きな飼い主さんの香りに包まれ温かくで心地よいため布団の中へ入ってくるのです。
また夏でも入ってくる猫がいますが、猫は人間に比べて体温が高く38~39℃ありますので逆に飼い主さんの体がひんやりとして心地いいようです。

飼い主さんの布団の上

布団の上に寝る理由として挙げられるのはふかふかとして安定感があるため気持ちがリラックスするようです。飼い主さんにとっては上に乗られると重くて睡眠の妨げになりますが、可愛い愛猫のために我慢です(笑)
あと1つ挙げられる理由は飼い主さんの寝相が悪いと猫は寝相に合わせて寝る場所を変えるといいます。

飼い主さんの体から離れて

猫が飼い主さんから離れたところで寝るというのはまだかなり慣れていなくて警戒心を持っているということです。少し寂しいですが、信頼度も低いので焦らず気長に接しましょう。
子猫のときから飼っている場合はほとんどありませんが、成猫になってから飼い始めた猫だとこういった傾向が見られます。
ただ、離れて寝ていてもお尻をこちらへ向けて寝ている場合は信頼度がかなり高いです。お尻を向けていても安心と思っている証拠です。

猫と一緒に寝るときの注意点

飼い主さんにとって可愛い愛猫と一緒に寝るのはステイタスといってもいいほどですよね。しかし、気持ちよく寝るには色々と環境を整えたいものです。
ここでは注意すべき点についてマトメました。

猫の寄生虫やノミ、ダニの駆除

愛猫が完全な室内飼いであれば問題は少ないのですが、自由に外へ出ていく猫の場合ノミやダニ、寄生虫が気になるところです。
こまめなブラッシングをしたり定期的に薬を使用するなどして猫の体から駆除する対策をしましょう。
一旦、移されると完全に死滅させるまでかなり大変です。
安心して一緒に寝ることができるように注意しましょう。

布団でオシッコをされないようにする

愛猫と寝ていて布団にオシッコをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
原因の1つは未去勢であることがあげられます。オス猫の行動として「マーキング」があります。
また子猫のときや体調が悪かったときにでも1度でも布団でオシッコをしたことがある場合は臭いがなかなか消えないため布団をトイレと思っていることがあります。
あとはストレスや不安、不満を感じていたり体調不良のときにすることもあるので原因を突き止めてその原因となっているものを改善するようにしなければ直りません。
どうしても直らないときは防水シートを使用するという方法もありますが、この場合は毎日が大変ですね。

猫のツメを切っておく

寝ているときは誰もが無防備になります。事故的に引っ掻かれることがあるかもしれません。
そんなときのために日頃から愛猫の爪は適切な長さに切っておくことをオススメします。
引っ掻かれたことにより「猫ひっかき病」や「パスツレラ症」に感染してしまうことがあります。
万が一、引っ掻かれたらすぐに傷口を洗い、消毒するようにしてください。

まとめ

猫を飼うとその魅力の虜になります。そして愛猫と一緒に寝ることも楽しみの1つでもありますよね。
ただ猫との添い寝に対して止めた方がいいという声もあります。
反対といわれる理由について確認するとそのほとんどが飼い主さん自身が注意すればクリアできる内容です。
また本当の愛猫家であればその反対理由について気を付けて難なくクリアされていると思います。
飼い主さんひとりひとりが注意することによって、愛猫と一緒に寝るという最高の喜びを味わいそして愛猫との信頼関係を深く築いていきましょう♪

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