猫のなりやすい病気の1つとして膀胱炎が挙げられます。普段のふとした行動の違いから病気も発見することも。筆者の猫は3回も膀胱炎になっています。この記事では膀胱炎の原因から筆者の経験話を交えた行動の変化や治療法についてまとめました。
膀胱炎の原因・症状は
膀胱炎の原因ですが、膀胱への細菌侵入が一般的です。膀胱で菌が繁殖して炎症を起こしてしまうため痛み、排尿時の苦痛や残尿感が残ります。
猫にとっては膀胱炎とは自覚しておらず、おしっこをしても残尿感があるし痛いしと、排尿に苦痛をトラウマを覚えてしまう場合があります。
トイレがあまり衛生的でなかったり、自分で舐めた時に雑菌が入ってしまいます。常にトイレ周りは衛生的に保っておくことが大事です。
膀胱炎の予兆
ではここからは実際の経験を交えてお話ししていきたいと思います。
筆者が飼っている猫が初めて膀胱炎になったのは2歳の頃。予兆は突然現れました。
トイレに行く回数・長さが変わった
いつもに比べてトイレに行く回数が多いかな?となんとなく気になりました。さっきいってたのになぜかまた行っているような。。更に1回の時間も長くなるように。何か力んでる感じもあって普段と違和感があるなと思いました。
お漏らしするように
次にさっきまでトイレでおしっこをしていたのにすぐにソファーや布団でおしっこをする動作を見せはじめました。もともとお漏らしをする子だったのでただのお漏らしかと思い怒っていたのですが、さすがにトイレに行ったばかりですぐに別の場所でするのも違和感。。この辺りから異変が病気かな?と徐々に確信に。
排尿中に鳴くように
膀胱炎の確信を持ったのはこの時でした。排尿中たまに鳴くように。痛そうなそぶりを見せました。そこでネットで調べてみると膀胱炎の症状と一致。頻尿も残尿感が原因ですし、お漏らしも鳴くのも排尿時の痛みが原因だとわかりました。
最初の予兆から5日程度、急いで病院に連れて行きました。
治療法
治療法ですが、やはり病院に連れて行ってあげることが一番です。排尿による自然治癒も時間が経てば治る場合もありますが、猫にとって症状が続くことは苦痛です。場合によってはトイレを嫌がりお漏らし癖がついてしまうことも。
病院では菌を死滅させるための抗生物質が処方されます。これを飲ませてあげれば早くて3日ほどで症状が良くなり、1週間ほどで完治します。猫のためにも必ず病院に連れて行ってあげましょう。
膀胱炎にならない予防策は?
それでは膀胱炎にならないためにはどのような予防策を行えばよいのでしょうか?
まず第一に常にトイレは清潔に保つことです。トイレは猫の数+1が理想です。1つだと昼間仕事等で外出している間にトイレが汚れてしまい、不衛生になってしまいます。また、排泄物を見つけたらすぐに処理をみましょう。
更に身体も清潔に保つことが大事です。お風呂にいれられるのであれば、月に1回は入れてあげましょう。できない場合にはアルコールティッシュ等で軽く拭くなどして清潔を保ちましょう。
特に多頭飼いの時は衛生面と病気の発見に注意が必要です。多頭飼いの場合は不衛生な環境になりやすく、集団で病気になることも。また、たくさん猫がいると病気かどうかも発見がしづらく、、気づいた時には病気が進んでいるなんてことも。しっかりと体調管理を行いましょう。