猫の爪には血管や神経が通っているので、爪切りをするときは慎重になるもの。
しかし、猫が急に動いてしまったり暴れてしまって深爪になってしまった…という経験をしたことがある方も意外と多いのではないでしょうか*
そこで今回は猫を深爪にしてしまったときの正しい対処法をお教えいたしますので、ぜひ活用してみてくださいね!
そもそも猫の爪ってどこまで切ったらいいの?
猫飼い初心者さんの中には「そもそも猫の爪ってどこまで切ったらいいのかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
猫は爪に血管や神経が通っているので、切りすぎると痛みを感じてしまいます。
また、そういった痛い経験をしてしまうと爪切りをなかなかさせてくれない子になってしまうことも多いんです。
愛猫の爪をきちんと整えるためにも、まずは飼い主さんが「切ってOkなライン」を覚えることが大切になります。
猫の爪を切るときは、血管ギリギリではなく少し余裕をもって切るのがおすすめ。
このようにピンクの部分を避けて、尖っている部分を切るようにすれば失敗も減ります。
また、痛みを感じさせない爪切りをすることは猫に「爪切りは怖くない!」ということを分かってもらうためにも大切ですよ♡
うっかり深爪させちゃったときは止血をしよう★
うっかり深爪をさせてしまったときは出血も多く、飼い主さんもパニックになってしまいやすいものですよね*
そんなときこそ、まず焦らずに出血を止めることが大切です。
ではこれから、猫の止血法としておすすめな方法をいくつかお教えしちゃいます★
1.爪の根元を圧迫する
猫が爪を触らせてくれる場合は、爪の根元をギュッと圧迫して出血を止めましょう。
そのときは、手で直接触らずに清潔なガーゼを使って圧迫するのがおすすめ。
2〜3分間ほど圧迫すれば、出血も止まってくれるはずです*
2.「クイックストップ」を使う
出血を止めたいときは「クイックストップ」という止血剤を使うのも◎
清潔なガーゼに適量をつけ、出血しているところを5~10秒ほど圧迫しましょう。
しかし、こちらの薬は傷口を焼いて止血する薬なので、痛みを感じさせてしまう恐れもあるかもしれないと言われています。
なので、不安だと思う方は安易に使わないようにしましょうね★
3.病院で止血剤をもらう
なかなか出血が止まらないときは動物病院で「ボスミン」という止血剤をもらいましょう。
その際、外へ自由に出られる猫ちゃんの場合は傷口が化膿してしまわないように抗生剤を打ってもらうのもおすすめです。
室内飼いの方も、深爪の部分に雑菌がつかないようにするために部屋をこまめに掃除するようにしましょうね♡
4.小麦粉やコーンスターチを使おう
手元に薬がない場合は、どのご家庭にもある小麦粉や片栗粉、コーンスターチを猫の傷口につけましょう。
こうしたものはデンプンが含まれているので止血に役立ちます*
デンプンは吸収性が高いので、血液中の水分を吸収して血を固めやすくしてくれるんです。
また、薬と違って猫が舐めても大丈夫なので安心して使うことができますよ♪
深爪後は愛猫の様子に気を配ることも大切♪
出血が止まるとホっと胸をなでおろす飼い主さんも多いと思いますが、止血後は愛猫の様子をしっかりとチェックすることが大切です。
足を引きずっていたり、歩きづらそうにしている場合は傷口に雑菌がはいってしまったサインかもしれないので動物病に連れて行くようにしましょう*
また、止血に人間用のマキロンや軟膏を使うのもあまりよくないので控えるようにしましょうね♪