「猫の殺処分ゼロ」を実現している千代田区で、飼い主がいない猫のためのチャリティーイベント『ちよだ猫まつり』が開催されました!

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猫関係者!?の方たちが注目する保護猫の祭典「ちよだ猫まつり」に潜入してきました!
飼い主のいない猫の問題に取り組む、一般社団法人ちよだニャンとなる会千代田区が共同で開催するチャリティイベントです。そのため千代田区役所が会場となっています。収益は、飼い主のいない猫の医療費などに活用されます。
保護猫に関するたくさんのイベントやマーケットコーナーで大変にぎわっていました!!

イベント会場から

猫の殺処分ゼロ7年目「千代田モデル」を語る

 一般社団法人ちよだニャンとなる会とは?

全国に先駆けて「猫の殺処分ゼロ」を実現している千代田区。増え続ける野良猫(飼い主のいない猫)の問題をなんとかしようと行政が立ち上がり、ボランティアを募り、地域や人々の絆がつながってできたのがちよだニャンとなる会なのだそうです。猫の問題まで手が回らず、ボランティア団体に任せてしまっている行政がほとんどの中、この成り立ちはめずらしい例だと思います。行政とボランティアが協働で猫の問題・課題に取り組でいるからこそ、目に見える成果を上げ『千代田モデル』と呼ばれるようになったのだと思います。
このイベントでは、ちよだニャンとなる会さんの現在についてのお話を聞くことができました。

ちよだニャンとなる会さんのお話

現在のちよだニャンとなる会さんの活動には3つの柱があるそうです。

  1. TNR(Trap捕獲/Neuter去勢不妊手術/Return元の場所に戻す)
  2. TNTA(Trap/Neuter/Tame人に慣らす/Adopt譲渡する)
  3. 傷病猫のレスキュー

①「TNR」は、地域猫活動をするには、必ず行わなければならない方法です。千代田区は、早期のTNR活動により、不妊去勢手術を行ったことで猫の繁殖を防止できました。

②「TNTA」という言葉は、あまり浸透していないと思いますが、ほとんどの保護団体さんが行っていることだと思います。もともと家猫だったり、体調が悪かったりして地域に戻せない猫はいったんシェルターや保護主さん宅などに引き取り、譲渡会に参加するなどして里親募集されます。
千代田区は地価が高く、シェルター用の物件を借りたり、多くの猫を保護できるような家に住むことが難しいそうで、協力してくれる動物病院に預かってもらっているそうです。そこで行政が、医療費や預かり費に助成金を出して支援しているそうです。

③「傷病猫のレスキュー」とは、主に飼育が困難になった高齢猫の飼育を助けるというものです。高齢で病気になってしまったの猫の世話は大変です。病院に連れて行ったり、日々の投薬がある場合もあります。特に飼い主も高齢になっている場合は、飼い続けることができなくなることもあります。高齢になった猫を手放してしまわなくていいように、ペットシッターのように自宅に通い飼育のサポートをするというボランティア活動をしていきたいと考えているそうです。
目の前の遺棄された猫で手いっぱいの保護団体がほとんどだと思いますが、ちよだニャンとなる会さんは、未来に目を向けていることがわかりました。この取り組みは、飼い主が手放してしまうことによる猫の遺棄を、未然に防ぐ方策の一つになると思います。

同時開催☆ちよだニャンとなる会さんの保護猫譲渡会


4階フロアでは、譲渡会も開催されていました。整理券が出るほど盛況でした。
千代田区では、オリンピックに向けて再開発が進んでいます。街が生まれ変わることそれは、今までそこで生活をしていた人の、そして地域猫の、居場所を奪ってしまうことでもあるのです。再開発で住む場所がなくなった元地域猫、遺棄された飼い猫など、それぞれのヒストリーをかかえた子たちが、この譲渡会に参加しました。どの猫も、幸せになるために産まれてきました。この譲渡会に参加した猫たちみんなが、新しい家族に迎えられ、愛情を注いでもらえますように。

会いに行くだけでも大丈夫!猫の譲渡会・里親会とは☆

ノーにゃんこノーライフ ~ 斎藤倫先生トーク

『ノーにゃんこ ノーライフ~僕らの地域ねこ計画』で話題の人気漫画家、斉藤倫さんのトークショー&サイン会も開催されていました。この漫画、斎藤倫さんの猫活動と取材活動をベースに書かれた作品なのですね。トークショーでは、地域猫活動の事などお話しされていました。昨年の「ちよだ猫まつり2017」の譲渡会では、斉藤倫さんの担当編集さんが、多頭飼育崩壊で保護されたオトナ猫さんを里子として譲り受けているというご縁もあるそうです!(o’∀`o)

ニャンダフルマーケット

オススメの猫じゃらし☆

「この収益は、飼い主のいない猫の医療費などに活用されます。」というのをいいことに、自分と猫たちへのお土産を購入しました♡
筆者のオススメ猫じゃらしの一つ、「猫の家」さんの猫じゃらし。とーってもよく遊ぶのです。
作者さんにお話を聞いたのですが、ある日猫のひげが落ちていたので、それでじゃらしてみたらよく遊んだのをきっかけに作成したのが、筆者オススメNo1「ヨロコブラ」!ひもの先にコブラ!?がついている地味な見た目ですが…販売している方に動かしてしてもったら、実際に猫相手だと本当にヘビさんかトカゲさんのしっぽのようにウネウネ動いて、猫まっしぐら!!なのです。
こちらが『ヨロコブラ』ヾ(⌒▽⌒)

佐藤法雪と猫科生徒作品展☆


生徒さんの作品もとってもリアルで本物の猫のようです!
針金で骨格を作り、わたである程度肉付けをして、羊毛フェルトで仕上げをします。毛色の微妙な変化を表すために、様々な色のフェルトを組み合わせて使うそうです。躍動感あふれる猫の筋肉の動きがとてもリアルに表現されていて。本物の猫が動いたり寝たりしているようで感動しました。
こちらは大作、『猫の一生』。猫が生まれてから、虹の橋をわたるまでをあらしています。

リアル猫ヘッドアート試着会に行列ができてましたー。特大ねこじゃらしも!

選んで楽しい♡お土産など

猫の為のお土産♡

お家でお留守番の愛猫にもお土産を♡
特別な日のおやつや、大人気のおもちゃがそろいます!

可愛い猫グッズ♡

アクセサリーや小物など、とってもかわいい猫グッズがそろいます。

こちらは、ニャンとなる会さん公式猫グッズ。猫トートバッグと猫お守り☆

地域猫活動グループ42825(よつやねこ)さんの「のらねこ算Tシャツ」。1組のペアから2年で80匹ほどに増えてしまうのです。収益は、お外で生きなければならない子猫を増やさないための不妊可手術・医療費用に当てられます。

ぶんねこの会さんのネコ水引♡お祝い事に、猫好きをアピールできます(^o^)

猫スイーツのお土産♡

保護猫だったミューちゃんの名前が入ったチョコケーキ♡「BAN&MYU焼菓子工房」

猫好きのあこがれ☆猫リフォーム

猫の為の住まいを得意とする建築士の方が来ていて、家のリフォームの相談もできるブースがありました。
女子でもできる簡単DIYの相談も受け付けているそうです。
本格的リフォームの前に、家具の移動で猫の通り道「キャットウォーク」を見極めるのがポイントだそうです!

まとめ

イベントスペースでは、トークショーやライブなどいろいろな出し物があり、ワークショップではボンボン猫人形作りや、ネコマグネットを作ったり、ニャンダフルマーケットでは猫グッズのショッピングができて、猫について楽しめるイベントでした。
また、楽しいばかりでなく、保護猫活動に力を入れている団体やショップが多数参加していて、現場の生の声を聞くことができる貴重な機会になりました。
特に、主催のちよだニャンとなる会さんの講演では、保護猫活動の先駆けとなっている千代田区モデルを知ることができました。すでに殺処分ゼロを実現、継続しているニャンとなる会さんの活動を知ることで、保護猫のこれまでと、これからの問題を知ることができました。保護猫という言葉が知られるようになったのは最近の事です。全国の保護猫活動はまだまだ始まったばかり、捨てられる猫がいなくなるまで、やれることはたくさんあるのだと思いました。
まずは、近くの地域で保護猫活動をしているボランティア団体がないか検索してみようと思います!




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