高齢猫だからこそ要注意!シニア猫がかかりやすい病気4選

キジトラ猫

猫は年をとっていくと若い頃よりも体が弱くなり、病気にもなりやすくなります。
また、病気の中には年をとったシニア猫だからこそなってしまう病気も…。
今回はそんなシニア猫だからこそ特にかかりやすい病気を4つご紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

シニア猫がかかりやすい4つの病気とは?

1.腎臓病

キジトラ猫
腎臓病とは腎臓の細胞が壊れてしまうことで起こる病気です。
この病気になると尿の色が濃くなったり、水を前よりもたくさん飲むようになります。
そして、水をたくさん飲むので尿の量も増えるのもこの病気の特徴。
また重症な場合は日中でも瞳孔が開きっぱなしになるなどいった症状もみられます。

腎臓病の怖いところは、一度かかってしまうと治すことができないところです。
人間であれば透析などができますが、猫の場合は透析中に暴れてしまったり、そもそも透析の費用が高かったりとなかなか難しいのも、この病気の難しいところ。
なので、もしかかってしまった場合は腎臓病の猫専用のキャットフードに変えたり、薬を使いながら進行を遅らせていきましょう。

2.甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんじょう)

寝ている猫
この病気は、新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンが分泌されすぎることで引き起こる病気です。
そうなると、腎臓に負担がかかるので猫自身もぐったりとするのが特徴。
症状としては目がギラギラして攻撃的になる、食べているのに痩せていく、嘔吐の回数が多くなる、毛ヅヤが悪くなるというようなことが見られます。

しかし、この病気は早期発見できれば、薬や専用の療法食を使っていくことで甲状腺ホルモン分泌を抑えながら生活していけることもあります。
なので、飼っている猫がなんだかおかしいなと感じたらすぐに検査をしてもらうようにしましょうね!

3.ガン

三毛猫
シニア猫になると、若かったころよりどうしても抵抗力が落ちてきてしまいます。
そこでなりやすくなるのが「ガン」です。
猫のガンも人間と同じで治療が難しいのが現状。
ガンになると原因不明の熱が出たり、体重が減る、運動をいやがってぐったりしているなどといった症状がみられます。

また、触ったときにしこりのようなものを感じることもあるので、そうしたしこりを見つけたときは動物病院で本当にガンかどうか検査をしてもらいましょう。
この検査は麻酔がいらず、注射器をしこりに刺して中の細胞を取るだけでできるので猫の体に負担をかけることもありません。
ガンは悪性のものだと進行が早く、全身に転移すると命を落としてしまうこともありますが、早期発見できればかなりの確率で延命ができるようにもなってきた病気です。
なので、日頃からスキンシップもかねて愛猫とよく触れ合っておきましょう。

4.認知症

グレーの猫
最近は室内飼いの猫ちゃんが増えてきましたよね。
しかし、中には室内飼いだからこそなりやすい病気もあるんです。
それが認知症で、特に15歳以上の飼い猫がなりやすいといわれています。
症状としては目の焦点が定まらずにうつろになったり、粗相をしたりします。
また人間と同じように大声で鳴き叫んだり、徘徊をしだすことも…。
認知症は脳の細胞が減っていってしまうことで起こる病気なので、一度減ってしまうと増やすことは難しいものなんです。
だからこそ、認知症にさせないためにも普段からおもちゃなどを使って刺激のある生活を猫ちゃんができるように工夫してあげましょうね!

シニア猫によい老いをむかえさせてあげよう!

シニア猫はどうしても病気になりやすいものですが、重症化させないためには飼い主さんが病気を早期発見してあげることが大切になってきます。
早めに病気が分かれば猫の体にも負担がかかりにくくなりますし、命だって伸ばすことができるかもしれませんよね。
ぜひ、これをきっかけにシニア猫が幸せに老いを感じられるような暮らしづくりをされてみてはいかがでしょうか。

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