「ダメ!」ではなく、「ここではOK!」猫の爪とぎのしつけ

猫の問題行動の中で、部屋の壁や柱、家具に爪をとがれてボロボロになっていませんか?
猫にとって、あちこちで爪をとぎたくなるのが猫のサガ!爪とぎは猫にとって、さまざまな意味をもっており、無理にやめさせたり、叱ったりするのは、理にかなった対応とはいえません。爪をとぐことは猫さんとにとってライフワークの一部ですし、ちゃんとした意味があるからです。

我が家は7匹の猫達と大所帯で生活していますが、壁も柱も家具もきれいです。各部屋に2つ以上の爪とぎを設置し、爪をいつでもとげるようにしています。

でも、どんな種類の爪とぎを用意したらいいの?せっかく選んた爪とぎを使ってくれない!なんて困らないように、爪とぎの選び方、素材、設置場所のコツをご紹介します。

そもそもなんで猫は爪をとぐの?

猫さんは気まぐれな生き物だから、気分で爪とぎをしてるんじゃないの?と思われますが、猫さんにとって爪とぎとは、いろいろな意味がある行動なのです。大きくわけて3つの意味があります。爪のメンテナンス、マーキング、転位行動です。これらを目的として持ってうまれた習性なので、飼い主として上手におつきあいしてあげましょう。

爪のメンテナンス

今やペットとしてお馴染みの猫ももともとは野生動物。現在、家猫さんとなり獲物をとらなくてもよい環境になっても、狩りの本能はのこっています。狩りのための武器の爪を常にメンテナンスすることは、生きていくために重要でした。いつも鋭く保っておくのは必要不可欠でした。そして猫の爪の構造は、内側からだんだんと新しい爪が伸びてくると、爪をといで外側の古く丸まった爪をはがしているのです。爪とぎをした後の周辺をみると、剥がれ落ちた爪の破片がおちていることがありますよ。

マーキング行動

猫さんは自分のにおいを残して縄張りを示す動物です。そのため、部屋のあちこちにマーキングする必要があるのです。猫特有の習性ですね。爪をといだ後の傷跡が視覚的なマーキングになり、爪の周囲にある臭腺から分泌されるニオイが、嗅覚的なマーキングになります。猫はできるだけ背伸びをして、高い位置に爪の跡を残し、自分は大きいから喧嘩も強いだろうという他の猫に思わせているわけです。我が家猫達も、背伸びスタイルでガリガリっと激しく爪をとぐ姿をよく見かけます。

転位行動

転位行動とは、気分転換やストレスを発散して心を落ち着かせるためにとる行動です。猫の転位行動で代表的なものは、毛繕いや爪とぎです。野生の本能がのこっている家猫さんは、完全室内の生活になり、結構ストレスを感じながら日々暮らしています。飼い主さんに怒られたり、何かにドキドキしたりストレスを感じると、その場にふさわしくない「変な行動」をして気持ちを落ち着かせようとします。猫さんも照れ隠しをするんです。

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爪とぎの種類と設置場所

理想にぴったりの爪とぎを選ぶには、まずは爪とぎの材質の特徴を知ることです。また、設置場所も猫の行動のクセや好みをしることが大事です。せっかく愛猫さんの為に選んだ爪とぎを使ってもらえないと本当に残念ですからね。では、どんな種類があるのかご紹介いたしましょう。

爪とぎの材質の種類

市販の爪とぎの材質の種類について、紙製、布製、縄製があります。

紙製は形や見た目も様々あるのが紙製の良いところです。スタンダードな細長いタイプのものから、ベッドにもなるようなものもあります。形や見た目も様々あるのが紙製の良いところです。安価なものなら100円から購入もできます。しかし、メリットがたくさんある反面デメリットもあります。それは強度が弱いことです。安価なものになればなるほど爪とぎの強度は低いように感じます。強度が低く、壊れやすく、消耗も早いため他の材質の爪とぎに比べると頻繁に買い換えが必要です。また、猫が爪を研ぐと紙ごみが大量に出るため、お掃除が少し面倒かもしれません。最近は強化ダンボール製のとぎに強いものも販売されています。

布製は紙製に比べ強度もあり、ごみも少ないことが特徴です。爪への引っ掛かりも紙製よりも強いため、ハードな爪とぎをしたい猫にはぴったりと言えます。普段からソファやカーペットで爪とぎをする猫さんには似たようなとぎ心地を味わえる布製の爪とぎはいいかもしれませんね。しかし、布製の爪とぎは種類が少ないのが難点です。可愛い見た目のものやインテリアに合う爪とぎを選ぶのは少し難しいでしょう。また洗濯することが出来ないものが多いため、汚れてしまうと捨てなくてはいけなくなってしまいます。

3つのタイプのなかでは一番頑丈で、一番長持ちするのが縄製の爪とぎです。ほとんどの商品が台座や板に縄が巻いてあるもので、造りはかなりしっかりとしたものが多いでしょう。といだあとにごみなどが出ることはほどんどなく、力強く研いでも縄なので簡単にダメになることはありません。大型猫やまだ体力の有り余っている若い猫には頑丈で壊れにくく、とぎごたえもある縄製の爪とぎがぴったりかもしれませんね。しかし、しっかりとした台座や土台に縄を巻いているため少し重たいところが欠点です。

爪とぎの設置場所

みなさん、爪とぎの置き場所はどんなところに設置してますか?部屋のすみとか、壁に設置してる場合が多いのではないでしょうか?実は猫さんの行動学の面から考えると、部屋の中心に設置するのが一番なんですよ。猫さんは自分が爪とぎをしているところを見られたい!という願望があるので、人の視線が集まる部分に爪とぎを置くことは効果的です。テレビの横に設置するのもいいかもしれません。家族みんながソファーに座り、テレビを見ることで、方向的に爪とぎを見ることになります。「わたし今爪とぎしてるよ!うふふっ♪」「僕はここで爪をといでるよ!カッコいいだろ♪」といった猫の気持ちですね。ちなみに我が家の一番人気の爪とぎは縄製の爪とです。そして部屋中心の柱に取り付けるタイプです。これで柱に直接バリバリされることもないです。縄が古くなってボロボロになっても交換できるので、とても便利です。7匹が毎日爪をといでも強度も強いので、半年に一度交換する程度なので、とっても経済的です。一人っ子の猫さん宅なら、一年間は交換なしで大丈夫だと思いますよ。

 

 

最後に、猫は爪をとぐ生き物です。無理にやめされたり、叱っても飼い主さんと猫さんお互いに、ストレスになるだけです。ここなら爪をといでも良い場所をたくさん提供してあげる事が大切ですね。ここならといでもOKだよ!指定の場所でといだら褒めてあげてくださいね。みなさんの愛猫さんもきっと喜ぶはずです。家猫さんのストレスを少しでも軽減してあげることは、飼い主の役目ですからね。

また我が家の部屋の壁はシラス壁という素材にしています。部屋をリフォームするときに、猫の行動学の勉強している設計士さんのアドバイスからの提案でした。シラス壁とは自然素材の塗り壁で、消臭効果があり、調湿効果もある人間や猫さんにとってもやさしい壁なんです。壁は猫さんに近い存在なので結構こだわりました。この壁にしてから、我が家の猫たちは壁に爪をたてることはなくなりました。きっと、とぎごこちが良くないんでしょうね。間違ってガリガリっと爪をたてることもありますが、壁の傷みはクロス壁にくらべれば段違いにダメージをうけませんでした。リフォームする機会がある方は、塗り壁等を検討してみるのも良いかもしれませんね。

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ABOUTこの記事をかいた人

筒見憲介

サイトの管理人です。猫と言ったらとなりねこと言われるように、役に立つコンテンツや面白い連載記事を提供します。