愛猫ともっとコミュニケーションを!お返事を覚えてもらおう♡

猫に芸を覚えさせるのは難しいと言われていますが、世界には様々な芸をする猫がいます。動画などでそんな芸達者な猫を見てなごむこともありますよね。猫に何かを覚えてもらうには、最近はやっている「クリッカートレーニング」という方法もあります。「クリッカートレーニング」は簡単なコミュニケーションから、難易度の高い技を覚えてもらうこともできます。
そこまで難しい、芸というほどのものはできなくても、もうちょっと猫とコミュニケーションが取れたら、、、と思うことはあると思います。
この記事では、愛猫に【お返事をしてもらう】とか、【呼んだら来てもらう】など、今よりさらに仲良くなる方法について書いています。おうちの猫ちゃんにも、ぜひ覚えてもらって親密さをアピールしちゃいましょう!
また、猫の気持ちを知るためのボディランゲージの簡単な見かたも紹介していますので、愛猫とコミュニケーションをとる際の参考にしてみてください。

愛猫ともっと仲良くなろう!運動不足解消や健康管理にも役立つ「クリッカートレーニング」のススメ♪

☆呼んでお返事

しぐさでお返事

猫は主に体を使ってお話をします。呼んでも返事をしてくれないと思っていても、実は行動で示していることもあるのです。
名前を呼んだ時、こんな動作をしていたら、それは自分の名前に反応している証拠です。

  • しっぽをパタパタする
    →はーい。聞こえているよー。という合図です。
  • 顔をこちらに向ける
    →なーに?という感じです。
  • 耳をこちらに向ける
    →呼ばれているな。という位です。

猫のボディーランゲージを知ると、実はこのようにお返事をしてくれているのです。でも、出来れば人が「はい」と返事をするように、愛猫にも「ニャー」と声でお返事をしてほしいですよね。

君の名は?

まずは、名前を憶えてもらいましょう。ご飯の時や、なでてあげるとき、遊んでいるときなどなるべくたくさん名前を呼んであげましょう。まだ自分の名前がわかっていなくても、何度も呼んであげましょう。猫は頭のいい動物なので、すぐに自分の名前を理解してくれるはずです。

ニャー!とお返事

自分の名前を覚えてくれたら、お返事もしてくれるようになってもらえるように練習しましょう。名前を呼んで「ニャ―」と答えてくれたら、とてもかわいいですよね。
お返事を覚えてもらうために、筆者が実践している方法をご紹介します。
普段お返事をしない猫に向かって、いきなり名前を呼んでも、お返事をしてくれることはあまりないと思います。そこで、逆に鳴いているときに名前を呼びます。猫は、飼い主に何か用事や要求があるときに「ニャ―」と鳴きます。例えば、ご飯が欲しいとき、遊んでほしいとき、トイレをきれいにしてほしいときなどがそうです。そんな時に名前を呼んでみましょう。
「ニャ―(ごはんちょうだい)」「マルちゃん」「ニャ―」「ごはんほしいの?」「ニャ―」という風に名前を呼びながら会話すると、自然とお返事をしていることになります。しばらく「マルちゃん」と「ニャー」の掛け合いを繰り返したあと、ご褒美のごはんをあげます。ご褒美は、遊ぶことでも、トイレを片付ける事でもいいので、何か猫の要求を満たしてあげましょう。褒めてしつける犬と違って、猫はご褒美をあげる方が喜んでくれます。
このやり取りを繰り返していけば、何もないときにも呼ぶとお返事をしてくれるようになるはずです!

いろいろな鳴き声

  • ニャッ!・・・返事や挨拶
  • ニャ― ・・・甘えたいときや、伝えたいことがある
  • ナ~オ ・・・発情期のアピール
  • シャー ・・・威嚇や怖いとき
  • ゴロゴロ・・・のどを鳴らすのはリラックスや満足しているとき

☆来てくれる

呼んで来る

お返事を覚えてもらったら、名前を呼んで来てくれるようになると、もっと嬉しいですよね。呼ぶと来るようになるには【呼ばれる→飼い主さんのところへ行く→楽しい!】ということを覚えてもらういましょう。そこで、遊びの中で覚えてもらう方法をご紹介します。
おすすめは、“かくれんぼ遊び”です。遊び方は、飼い主さんがドアなどの物陰に隠れて猫の名前を呼びます。呼ぶときには少し顔を出して猫の方を向いて呼びましょう。呼んだらすぐに隠れます。猫が飼い主を探している間、物陰から何度か名前を呼びます。そして、猫に見つかったと思ったら、ダッシュで逃げます。もし猫が見つけられずにいるようなら、もう少し顔を出して誘ってみましょう。逃げるものを追いかける狩猟本能がある猫は、飼い主さんを追いかけるはずです。ダッシュが得意な猫から逃げるのは大変ですが、しばらく追いかけっこを楽しみます。
この遊びから【名前を呼ばれる→飼い主さんのところへ行く→遊んでもらえる♪】ということを学習します。そして、名前を呼ぶと来てくれるようになるはずです!
その他にも、ごはんの時には毎回名前を呼んであげましょう。名前を呼ぶと来るようになります。「ご飯だよー」の言葉を覚えて来るようにもなります。

拍手で誘導

人より多くの音を聞き分けられるためか、音は猫の興味を引きます。カリカリとか、カラカラとか音が出るおもちゃが好きな猫は結構多いと思います。
そこで、音で猫を誘導する方法をご紹介します。
まず、パンパンパンパンと手を鳴らすことで注意を向けます。なるべく猫の顔の前くらいで手を叩けるように腰をかがめた姿勢で、両手の距離は15㎝位離して、ごくかるく手を打ちます。(猫は突然の音や、大きな音を嫌がりますので、大きな音でびっくりさせないように、小さくパンパンと叩きます。猫が嫌がるような音にならないように注意しましょう。)同時に名前を呼ぶとより効果的です。最初は「何だろう?」という感じでこちらを向くと思いますが、そのまま拍手しながら後ずさると、自然とついてくる猫もいます。ついてこない場合は、こちらから寄っていきます。そして近づいたら、おやつをあげたり、遊んであげたり、なでてあげたりしてご褒美をあげます。そうして慣れていくと、「パンパン・・・の音に近づいて行くといいことがある♪」と覚えて、ついてくるようになります。
手をたたきながら後ずさると、愛猫がこちらに向かってついて来てくれたら、とても可愛いですよね♡

もっと仲良くなろう!猫の心♡の読み方

猫の気持ちは、体の動きに現れます。猫が今何を考えているのかを知るには、行動をよく見てみましょう。

姿勢


安心しているときは、耳をまっすぐに前に向けて、背中もまっすぐ、しっぽは自然に力が抜けて垂れ下がっています。


リラックスしているときは、お腹を見せて体を伸ばして寝転がります。こんな時の猫は、完全に気を許しています。飼い主さんを遊びに誘っている態勢の場合もあります。


威嚇しているときは、右の猫のように、背中を丸めて毛を逆立たせ、体を大きく見せます。強気で攻撃的な気分で、相手に対して「来るなら来い」という状態です。


おびえているときは、左の猫のように、耳がたれて腰が引けています。体をなるべく小さく縮ませて、防御態勢を取ります。相手に対して自分が攻撃をする意思がないことを示しています。

しっぽ

ケンカに誘う

しっぽをU字型に曲げているときは、ケンカを仕掛けるときのサインです。さらに、毛を逆立てて体を丸くすると攻撃の体勢になります。おもちゃなどで遊んでいるときにこんな体制をとることがあります。ケンカ遊びをして遊ぼうと誘っているのです。

イライラ

パタパタと左右に激しくしっぽを振っているのは不機嫌なしるしです。落ちつかない、イライラした気分です。こんな時はイライラの原因を取り除いて、そっとしておいてあげましょう。

来るな!

驚きや恐怖を感じたとき、しっぽの毛がバッと逆立ち、太くなります。自分を大きく見せようとしているのです。自分は強い事を示して、相手を威嚇しています。こんな時近づくと攻撃されることもあります。

怖い

しっぽを後ろ足の間にはさんでいるのは、怖がっているときです。尻尾を足の間に隠し、体を小さくして「弱い自分を攻撃しないで」と伝えています。

甘えたい♪

子猫の時に、母猫におしりをなめてもらうために行っていたポーズですが、おとなになってからでも親しみを感じている相手に対してよく見せます。しっぽを立てて近づいてきたら、あなたを母猫と思っているのかもしれないですね。

興味津々

獲物や興味をひくものを目にしたとき、しっぽの先がピクリと動きます。そのまましっぽの先だけ振りはじめたら、「あれはなに?」「しとめられるかな?」などと考えているところです。動きはわずかですが、このサインに気づいたら、猫がこちらに興味を示している証拠です。

しぐさ

鼻ツンごあいさつ

仲の良い猫同士は、出会ったときに鼻と鼻を近づけてにおいを確認し、あいさつをかわします。人が指先を猫に向けて差し出すと、鼻をくっつけてにおいをかいで相手を確かめて、あいさつをしているのです。鼻ツンをしてくれるのは、多少は気を許しているということです。

ふみふみ

前足でタオルや毛布などをマッサージするようにもんでいることがあります。これは、子猫は母猫のおっぱいを前足でもみながら飲んでいたなごりで、安心して心地よいときにこのふみふみをします。お母さんのおなかのような柔らかい毛布などの上でよく見られます。

スリスリ

体をすりよせてくるのは、自分のにおいをつけて、マーキングをしているのです。猫は額と耳のつけ根、あごの下、口まわり、しっぽなどに臭腺があり、顔や頭をこすりつけて親しい人に自分のにおいをつけているのです。帰宅後にスリスリされることがありますが、これは外のにおいを付けている飼い主に、自分のにおいを付けなおしているそうです。

クネクネ

あお向けでお腹を見せて体をくねらせるのは、とても安心しているときです。無防備なお腹は安全な時にしか見せられない部分なのです。また、メスがオスを誘う時にも転がってクネクネします。

毛づくろい

猫の舌はとてもザラザラしていて、毛づくろいをするとブラシをかけたようにきれいになります。毛なみを整えるほかにも、毛づくろいには、気持ちをおちつかせる効果があります。急に毛づくろいしだしたのは、なにかショックやストレスになるような事があったためかもしれません。

猫のボディランゲージについて詳しくは、こちらのサイトを参考にしてみてください。

猫って何を考えてるの?行動やしぐさでわかる猫の気持ち!

まとめ

愛猫と上手にコミュニケーションをとるには、普段から愛猫の行動をよく見て、猫が何を考えているのか、どう思っているのかに気を配ってあげましょう。やってほしいことがあるとか、甘えたいとか、伝えたいことを「ニャー」と言っているのに、無反応でいると、猫の方も「言葉が通じない」とあきらめてお話をしてくれなくなってしまいます。猫の方から話しかけて来たら、ちゃんとに会話をしてあげましょう。猫はとても賢い動物でいくつかの単語は理解できるそうです。よく「うちの猫は言葉がわかる」という愛猫家がいますが、あながち間違いではないと思います。特に、人に飼われている猫は、声でのコミュニケーションに慣れています。愛猫としっかりコミュニケーションをとって、より親密な関係をきずいていきたいですね。

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