ペットショップの子猫は生後2~3か月経っているのが一般的ですが、子猫を保護した場合などに生後1週間から2週間の子猫に出会うことがあるかもしれません。そんな子猫のお世話が必要な時に行う事をまとめてみました。
基本的には何もできない
まずはじめに、生後1ヶ月を過ぎるまで子猫は自分で何もできません。食べることもそうですし、トイレも自分ではできません。基本的には2時間おきにご飯やトイレのお世話が必要なことを覚えておきましょう。
ご飯は猫用ミルクをあげよう
まず子猫にあげるご飯ですが、まだ歯がないためご飯を食べることができません。そこで猫用の粉ミルクをあげましょう。ここで大事なのが必ず猫用のミルクを買ってください。人用のものとは全く成分が違うため栄養不足になりますし、体に合わず猫が下痢を起こしてしまいます。
ミルクをあげる際には子猫用の哺乳瓶も必要です。これらミルクや哺乳瓶は近くのペットショップで売っていますので購入しましょう。
もし緊急を要していないのであれば、下記のような通販から購入した方が安くておトクです。
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トイレを介助しよう
生まれたばかりの子猫は自分で排泄ができません。本来であれば母親が陰部を舐めて刺激することで排泄をしますので、同じことを行わなければなりません。
2時間おきくらいに猫の陰部をティッシュでトントンと刺激してあげましょう。刺激によっておしっこやウンチが出てきます。最初はコツが要りますが何回かやれば慣れてきます。
ちなみに子猫だからといって排泄物をあなどってたらダメです!臭いは大人顔負け、衣服につくと強いアンモニア臭が取れなくなってしまうので気をつけて行いましょう。
歩行練習をしよう
次に歩行練習になります。子猫の時期はほぼ寝て過ごしていますが、起きているときは好奇心で色々なところへ行こうとします。ケージに入れたままだと歩くことが出来ず歩行を覚えるのが遅くなってしまうので、徐々に歩かせてみましょう。この時期からでも紐などを見せると興味を持って近づいてきます。
最初はおぼつかないですが、ハイハイの後に歩けるように、そのうち走れるようになり、最後にはジャンプできるようになります。(ここまでで生後2ヶ月ちょっと位なイメージです。)
歩かせるときは1つだけ注意があります。目を話してしまうと狭い隙間など思わぬ所に入ってしまいます。ケガをしないように、歩行訓練中は目を離さずにしっかり見守っていてあげましょう。
ここまでやる自信があるなら保護しよう
例えば「かわいそうだから」と言う理由だけで子猫を保護するのは、猫にとっても幸せなことではありません。保護する時には1人の子供を育てるくらいの覚悟が必要だと思っています。
筆者も高校生の頃生後1~2週間の子猫をたまたま見つけ保護しました。その時は本当に大変で、2時間おきにご飯とトイレをさせなければならず、お昼休みに一旦帰ったり夜遅くも起きてお世話をしたりしました。本当に人の子供を育てる感覚です。
ここまでできる自信がなければ自然の原理に任せておくことも手です。しっかりと検討した上で飼い始めましょう。