飼い始めた子猫には無事に成長して欲しいですよね♪歩行訓練、トイレしつけ、ワクチン、社会性、、と大人になるまでやらなければいけない事はたくさん!そんな子猫が生後1週間の時から大人と同等の生後6ヶ月になるまでの育て方を紹介します♪
生後1週間〜生後1ヶ月まで
基本的には何もできない
まずはじめに、生後1ヶ月を過ぎるまで子猫は自分で何もできません。食べることもそうですし、トイレも自分ではできません。基本的には2時間おきにご飯やトイレのお世話が必要なことを覚えておきましょう。
ご飯は猫用ミルクをあげよう
まず子猫にあげるご飯ですが、まだ歯がないためご飯を食べることができません。そこで猫用の粉ミルクをあげましょう。ここで大事なのが必ず猫用のミルクを買ってください。人用のものとは全く成分が違うため栄養不足になりますし、体に合わず猫が下痢を起こしてしまいます。
ミルクをあげる際には子猫用の哺乳瓶も必要です。これらミルクや哺乳瓶は近くのペットショップで売っていますので購入しましょう。
もし緊急を要していないのであれば、下記のような通販から購入した方が安くておトクです。
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トイレを介助しよう
生まれたばかりの子猫は自分で排泄ができません。本来であれば母親が陰部を舐めて刺激することで排泄をしますので、同じことを行わなければなりません。
2時間おきくらいに猫の陰部をティッシュでトントンと刺激してあげましょう。刺激によっておしっこやウンチが出てきます。最初はコツが要りますが何回かやれば慣れてきます。
ちなみに子猫だからといって排泄物をあなどってたらダメです!臭いは大人顔負け、衣服につくと強いアンモニア臭が取れなくなってしまうので気をつけて行いましょう。
歩行練習をしよう
次に歩行練習になります。子猫の時期はほぼ寝て過ごしていますが、起きているときは好奇心で色々なところへ行こうとします。ケージに入れたままだと歩くことが出来ず歩行を覚えるのが遅くなってしまうので、徐々に歩かせてみましょう。この時期からでも紐などを見せると興味を持って近づいてきます。
最初はおぼつかないですが、ハイハイの後に歩けるように、そのうち走れるようになり、最後にはジャンプできるようになります。(ここまでで生後2ヶ月ちょっと位なイメージです。)
歩かせるときは1つだけ注意があります。目を話してしまうと狭い隙間など思わぬ所に入ってしまいます。ケガをしないように、歩行訓練中は目を離さずにしっかり見守っていてあげましょう。
猫風邪にかからないように健康管理に気を配ろう♡
まだまだ抵抗力がなく、自力では体温調節がうまくできない子猫は猫風邪にかかりやすいもの。
猫風邪はくしゃみや鼻水、発熱など人間の風邪と同じような症状がでますが、人間のように放っておけば必ず治るというものではありません*
子猫の中には抵抗力の弱さから、猫風邪で命を落としてしまう子もたくさんいます。
また、猫風邪にかかると鼻づまりから食欲不振になってしまうことも多いもの。
子猫は丸2日、ご飯を口にしないと命に危険が及ぶともいわれているので、ご飯をなかなか食べてくれないときは強制的にミルクを飲ませるようにしましょう*
それでも口にしてくれない子には、ヒルズから発売されている「a/d缶」を与えるのも◎
a/d缶はペーストのきめが細かく、においが強いので食欲不振の子でも食べてくれやすいんです*
生後2ヶ月
ミルクからドライフードに切り替えよう♡
生後2ヶ月頃は、乳歯が生えそろい固いものでも噛めるようになります。
なので、毎日のごはんをミルクからドライフードに変えるようにしましょう★
その際は、成猫用やシニア用だとたくさんのエネルギーを消費する子猫にとっては栄養が足りない場合もあるので、必ず子猫用をあげるようにしましょう★
中にはまだミルクを飲みたがる子もいるので、もしミルクを恋しがるようならドライフードにミルクを混ぜてあげるのもおすすめです。
こうすれば、ドライフードへの食いつきもよくなりますよ♡
生後2ヶ月は社会性を身につける時期♡
猫は生後2ヶ月の時期に猫界でのルールを身につけます。
例えば、他の猫とじゃれあう中で相手が痛いと感じない噛み方や力加減を覚えるんです。
この時期に他の猫と触れ合っていない場合は、猫界のマナーを身につけられないので相手とのコミュニケーションがうまく取れなかったり、不安感を抱きやすい猫に育ってしまう可能性があります。
また、猫だけでなくたくさんの人と触れ合うにも子猫にとっては大切に*
いろんな人にかわいがられることで、「人は怖くない」ということを学ばせれば人懐っこい猫に育てることができるんです♡
さらに、猫以外の他の動物と仲良くしてほしいときもこの時期に遊ばせるのがおすすめ。
生後2~3ヶ月の時期はまだ警戒心が弱く、自分と違う動物にも仲間意識を持ちやすいのでぜひ試してみてくださいね♡
はじめてのワクチン接種をしよう★
母猫の初乳を飲んでいる子もいない子も、この時期が初めてワクチン接種になります。
初乳を飲んでいる子は、生後2ヶ月目と生後3ヶ月目の計2回ワクチンを接種します。
対して、初乳を飲んでいない子は、生後2ヶ月目とそ3ヶ月目、4ヶ月目の計3回接種すル必要があります。
「猫にワクチンなんて大げさなのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ワクチンを打つことで「パルボ」などの怖い病気を防ぐことができます。
外へ自由に出ていける子は特にウイルスにも感染しやすいので、ワクチンをきちんと打っておきましょうね♡
生後3ヶ月
人間でいうと5歳児と同じ
猫の生後3ヶ月は人間の5歳児と同じなのです。人間の5歳児は自分から感情を表現したり、興味があることがあると自分から試したみたり、好奇心旺盛な時期ですよね。生後3ヶ月の子猫も同じで好奇心が湧いたことはなんでも試してしまいます。この時期の子猫の育て方で重要なのが
- 子猫特有の行動を理解し、しっかりと対策を打つ
- 何が良くて何がダメかをしっかり教え、自分で良し悪しを判断できるようになってもらう
ことです。ここでの育て方を間違えると何でもかんでも自分の思い通りに行動してしまうわがまま猫になってしまいます。しつけを行う際には心を鬼にするのも大事です。
まずはトイレを覚えさせよう
猫のトイレのしつけ方法ですが、犬に比べると非常に楽です。もともと砂漠地帯に住んでいる生き物のため、砂をかいてトイレをする習性がります。砂のようなものがあればトイレと認識し、用を足してくれます。
トイレの設置場所
まずは猫のトイレの設置場所です。トイレを人に見られたり不安な環境でするのは嫌ですよね?猫も同じです。人の目線があまり入らず、風通しの良い場所を準備してあげることで、ストレスなく快適に用を足せる環境を整えてあげましょう。
トイレのしつけ方
では早速トイレをしつけさせましょう。まず用意したトイレの場所に猫を連れて行き、トイレの場所を認識させましょう。砂があると覚えさせることで自然とそこをトイレと認識してくれます。
次に猫がトイレに行きたくなった時の対応です。猫がトイレに行きたくなると下のような行動をとります。
- ソワソワし始める
- 砂を描くそぶりを見せる
- 急に臭いを嗅ぎ始める
この時に砂のところに連れて行きましょう。本能のままにそこをトイレだと認識して用を足してくれます。猫は一度覚えるとそこをトイレだとずっと認識してくれるので、後はしばらく毎回粗相のないように見守ってあげましょう。
参考にトイレトレーニングの動画も見つけましたので、これから行う方はぜひ実践してみましょう。
絶対にやってはいけないこと
せっかくトイレを覚えそうな時にやってはいけないことがあります。
まずは、用を足している最中に驚かすようなストレスを与えてはいけません。一度トイレで嫌な思い出があると、それがトラウマになり粗相を繰り返してしまうことがあります。キッチン横やリビングの真ん中など、びっくりさせる要素が多い場所にはトイレを置かないようにして、安心して用を足せる環境を作ることが大事です。(一度このような経験を子猫ですると、おもらしグセがつくこともあるので要注意です。)
次にこれが以外と大事です。うちのサランはこれでおもらしグセがついてしまいました。それは、ふかふかしたものを側に置かないです。無印良品の人をダメにするソファーを愛用していたのですが、ビーズの感触とトイレの砂がにていたらしく、散々おしっこをされて捨てる羽目になりました。次が大事、布団です。どうしても飼い始めから一緒に寝たい気持ちはありますが、まだトイレを覚えていない段階で一緒に寝ることは絶対にやめましょう。フカフカの布団の上ですることが癖になり、大人になってもおもらしするようになってしまいます。
電気コード類はかじらせない
コード類を噛む行為は大人になると収まる猫がほとんどで特にこの時期がよく噛みます。子猫は生後3ヶ月あたりから永久歯に生え変わります。その際歯がゆさを覚えるため、何かを噛みたくなる衝動にかられるのです。危険なのが猫がコードを噛みちぎることで猫自身の感電や、漏電による火災などを引き起こすため非常に危険です。噛まれても大丈夫なようにしっかりと対策を打ちましょう。
コードを見えない場所に配置、ワイヤレス化
子猫の目線上にコード類がある場合は裏に隠したり、ワイヤレス化できるものは全て対応することで、未然に防ぎましょう。うちのサランはwiiのアンテナコードを食いちぎったため、無線のアンテナを購入しました。(ある時wiiをやろうとしたら「あれ?」となり見てみるとコード繋がってない。。となりました。)
スパイラルチューブで噛みちぎり対策をしよう
どうしても 裏に隠せないコード類がある場合は噛みちぎり防止用に「スパイラルチューブ」というもので、コードを保護してあげましょう。これをつけることでどんなに噛んでもコードに傷はつきません。高価なものではないため、高い充電コード等を噛まれる前につけましょう。
一応下にも商品詳細を貼っておきました↓
噛んでも良いおもちゃを与えよう
最後は子猫に歯がゆさの解消先となるおもちゃを与えましょう。おもちゃに当たることで、自然とコードを噛むことが少なくなります。
ダメなことをやっている時はしっかり怒ろう
生後3ヶ月の子猫は何にでも好奇心を持ちます。
「コンロの上はどうなっているんだろう」
「花瓶の花で遊びたいな」
「布を噛みちぎって遊びたいな」
などなど。。自分でやると危ないと認識するまで悪いことだとはわかりません。ここではしっかり怒ってあげることが1つ、そして怒っていると認識させる動作を覚えさせることが重要です。
短い言葉でわっと叱る
なにか悪いことをしていた時には、子猫になんらかの怖い思いをさせやらないようにしつけなければなりません。そこでまずは短い言葉で叱りましょう。
「ダメッ!」
などと大きい声を出すことで猫はビックリして、それが悪いことだと認識します。また同じ言葉を繰り返すことで「ダメ」と言われたことはダメなんだと認識するようになり、自然と注意したことはやらなくなってきます。なかなかいたずらが治らない子猫でもめげずに続けることで定着しますので、めげずに続けましょう。
悪いことをしている時の武器を覚えさせよう
言葉で叱る方法ともう一つが、「武器を持つ」ことです。それをチラつかせることで、悪いことをしているんだなと認識させます。うちのサランの場合には霧吹きに水を入れて悪いことをしている時に「ダメ」と同時に霧吹きをかけるようにしつけました。こうすることで、いたずらをしている時でも霧吹きを見せるだけでいたずらをやめてくれます。6歳の今でも霧吹きを見せると嫌がるのでしっかりとしつけられています。
絶対にやってはいけないこと
叱るといっても方法を間違えると猫に過度なストレスが溜まります。まずやってはいけないことは叩いて叱ることです。叩かれることで思っている以上に猫はビックリしてしまい、敵意を感じます。人間不信になる恐れもあるのでやめましょう。ここは人間と同じですね。
もう1つは現行犯以外で叱ることです。猫はその時その時の記憶しかないため、人間のように過去をさかのぼって叱ってもなんのことだかわかりません。なので、しばらくたって「ダメ」と言われても、猫からしたら「何もしてないのになんで怒られるんだろう?」と不信感を抱いてしまいます。ちょっと悔しいですが、現行犯以外の時は黙って許してあげましょう。
猫が夜泣きする時は?
子猫の時は特に夜泣きする猫が多いです。最近まで母親の温もりを感じていたのにふと一人で寝ることになるため、不安や寂しさから夜泣きをします。夜泣きをされるとうるささや情からどうしても一緒に寝てあげたくなりますよね?さて、こんな時はどうしてあげるのが良いのでしょうか?
心を鬼にして無視する
夜泣きがひどい場合でもかまってあげることはいけません。泣けば来てくれるんだと学習してしまうため、さらに夜泣きがひどくなってしまいます。特別なことがない限り夜泣きする猫は心を鬼にして無視しましょう。
暖かい温もりを感じるものを用意する
寂しさから夜泣きしてしまいます。そこで母親の温もりを再現するために、温まくらなどを用意してあげて子猫の不安を除いてあげましょう。温もりに安心して安眠してくれるようになるかと思います。
絶対にしてはいけないこと
どんなに夜泣きをしてもやってはいけないことがあります。それはうるさいからと暴力を振るうことです。寂しくて泣いてるのに飼い主にだまれと怒られたら嫌ですよね。そんな時には飼い主自身が耳栓をするなど、無視するための方法を考えて、猫に余計な負担を与えないようにしましょう。
生後4ヶ月
2月生まれの女の子には要注意★
メス猫の多くは、生後半年経つころから発情をし始めるものですよね。
しかし、2月生まれの女の子は例外なんです!
猫の発情期は春と秋の年2回だといわれています。
そのため、2月生まれの子は生まれてすぐに盛りの時期を迎えることになります。
そうなると、成熟が早い子では生後4ヶ月から発情してしまう子がいるので要注意!
最近頻繁に鳴くようになってきたと感じたときや、お腹をみせて目をうっとりとさせているときは発情しているサインかもしれません★
ぜひ望まない妊娠を避けるために、少しでも「なにか違うな」と思ったら動物病院で相談してみるようにしましょうね♡
3回目のワクチンを接種する時期です♡
母親の初乳を飲んで育った子は、生後2ヶ月と生後3ヶ月の時期にワクチンを接種するだけでOkなのですが、初乳を飲んでいない子は生後4ヶ月の時期にもワクチンを打たなければなりません。
初乳を飲んでいない子は、この時期が最後のワクチン接種になります。
特に仕事で出張などが多くペットホテルを利用しなければならない方はワクチンを接種していないと預かってもらえない場合がほとんどなのでしっかりと受けさせるようにしましょう♡
なお、翌年からは1年に1度ワクチンを接種すればOKです。
動物病院の中にはアメリカと同じ考え方で3年に1回のワクチン接種で十分だと言われるところもあるので、自分の考えと似ている獣医さんを見つけるのも大切なことです。
噛み癖を直して穏やかな子に育てよう★
この時期の子猫はやんちゃ盛りなので、飼い主さんの手や足に噛みつきながら遊ぶことも多くなります。
そんなとき猫好きであればついつい「かわいいからいっか♪」と思ってしまいがちですよね。
しかし、この時期にしっかりと噛み癖を直しておかないと大人になっても噛む猫に育ってしまいます。
噛み癖を直すためには、まず噛んだら悪いことが起きるということを猫に教えるのが大切。
猫は大きな音を嫌うので、噛まれたときに飼い主さんが大声で「痛い!」と叫ぶのも◎
また、噛まれたら遊びをやめて部屋の外にでるのもおすすめです。
こうすることで猫は「噛んだら遊んでもらえない」ということを学び、徐々に噛まなくなっていきます。
生後5ヶ月を過ぎれば成猫と同じ育て方で大丈夫♪
生後5ヶ月頃を過ぎれば大人の猫と同じような育て方で大丈夫になります♪お留守番もできるようになりますし、性格も徐々に大人っぽさを増してきます。
半年を過ぎればエサも子猫用から大人用に変えても大丈夫です♪
無事に大人の猫に育てるためにしっかりと子猫の育て方を覚えておきましょう♪参考にしてくださいね☆