室内飼いの猫が増えている今だからこそ、気を付けたいのが猫のストレス解消問題。
いつもボーっとしているだけの刺激がない生活は、猫にとって幸せとはいえません。
また、そんな生活を続けていると飼い主さんも知らないうちに猫がストレスを溜めこんでしまい、思わぬ病気を引き起こしてしまうことだってあるんです!
それではこれから、ストレスがたまると引き起こされる病気について詳しくお教えしていきますね!
ストレスを溜めこんだ猫がなりやすい病気とは?
突発性膀胱炎
オス猫は特に去勢手術後などにおしっこの病気にかかりやすいので、猫は膀胱炎をおこしやすい生き物だと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかしそうしたときとは違い、この膀胱炎になったときは検査をしても細菌や結石が見つからないのが特徴。
突発性膀胱炎にかかると粗相をしたり、いつもより尿の色が赤くなったりします。
また膀胱を延々と舐め続けたり、おしっこをするのに1分以上かかるなどといった行動もみられます。
こうした突発性膀胱炎は薬で治療するのはもちろんですが、それ以上に飼い主さんがおうちできちんと猫ちゃんのストレスを取り除いてあげるのが治療のカギになるんです。
なので、猫の行動をよく観察してみることで自分の飼い猫がなにを不満に思っているかに気づける飼い主さんを目指しましょう。
過剰グルーミング
猫は自分の体を自分で舐めて「グルーミング」と呼ばれる毛づくろいをすることで、清潔を保っていますよね。
しかしストレスが溜まりすぎると、普段の毛づくろいと同じではなく、体の中のどこかをハゲたり血が出るまで舐め続けるようになり、こうした行動を「過剰グルーミング」といいます。
皮膚病でもないのに飼い猫のお腹がハゲていたり、毛づくろいのときに毛を噛みちぎるような動作がみられたら危険サイン。
また、過剰グルーミングは自分の手の届く範囲しかできないので背中などよりも、お腹や足の付け根、手の付け根などがハゲたり出血しているのが特徴です。
こうした行動を見かけてしまうとついつい叱ってしまいそうになりますが、叱られるとよけいにストレスを溜めこんでしまうのでNG。
過剰グルーミングは他のことに意識を向けてもらうとやめさせやすいので、猫が気に入っているおもちゃで気をそらすのもおすすめです。
また、その時は解決してもストレスがたまると再び過剰なグルーミングをしてしまうのもこの病気の特徴なので、普段から少なくても1日に30分くらいはおもちゃで遊んであげるようにしましょうね!
ストレスフリーな環境で幸せにゃんこに!
猫は一見マイペースなように見えますが、実はとても怖がりで繊細な生き物でもあります。
だからこそ、自分の気持ちを我慢しすぎてしまうことも多いもの。
そんな猫の気持ちを敏感に察することができれば、飼い猫をもっとしあわせにしてあげられますよね!
ぜひこれを参考にもう一度、自分自身の猫との付き合い方を振り返ってみてはいかがでしょうか。