アパートやマンションなど集合住宅で猫を飼っていると、気になるのが「足音・鳴き声問題」。
人の子供の様に騒いだりドタドタ歩く事はないけれど、飛び降り・夜中の運動会・鳴き声は下に響いてないか心配になりますよね。床や壁が薄いと、周りの住民に聞こえてしまいます。
思わぬトラブルを引き起こす前に、猫の足音の原因や筆者も行ったことがある騒音対策をまとめました。
動物の中では足音が響きにくい
猫は肉食動物で、そっと獲物に近づいて狩りを行います。その為足音が出づらい構造になっています。
肉球は柔らかく、爪をしまうことができ、足への衝撃を吸収しながら歩行することが出来ます。
しかしそんな猫でも、どうしても物音が出てしまう場合があります。
足音が響く原因
高いところからのジャンプ
高いところからのジャンプは、着地の際に音が出てしまいます。猫自身の衝撃吸収力は凄いですが、一瞬鈍い音が響いてしまいます。冷蔵庫やキャットタワーなど高所ほど音が響きやすいので対策が必要になります。
夜中の運動会
飼い主自身も寝られなかった経験があるかもしれませんが、夜中の運動会はとにかくうるさいです。急に興奮して走り出します。
昼間は生活音もあり比較的目立たない場合でも、夜中だとシーンとした中で走り回るので非常に響きます。
走る音は小さくても、周りの住人にはカサカサ音が聞こえているかもしれません。
猫同士のじゃれあい
猫を2匹以上飼っている人は、猫同士のじゃれあいも騒音の原因になります。2匹で絡み合ってドタドタ音を立てます。低い音ほど周りに響くので、他当該の人は周りの住民への配慮が特に必要になります。
夜泣き
生活音がなくなる夜中は音が響きやすいです。夜泣きは寂しいあまり親を探すために泣きます。その為遠くまで聞こえやすいのです。
シーンとしている中でミャーミャー微かに声が漏れてしまう場合があります。
夜泣きが漏れないような対策、そしてそもそも猫を寂しがらせない対応が必要です。
実際に効果があった騒音対策
遮音等級の高い物件の選択
「遮音等級」という言葉はご存じでしょうか?遮音等級とは、生活音などに対する遮断性能を定量化したもので、特級・1級・2級・3級と分かれています。級が上がるほど遮音性が高くなり、周りの音が気にならなくなります。
木造アパートなど床壁が薄い物件は3級程度の遮音性能になります。周辺住民の生活が把握できてしまう程の薄さです。
1人で静かに暮らす分には良いかもしれませんが、猫と一緒に暮らす場合に3級相当の物件を選んでしまうのは少し心もとないです。
筆者は木造アパート時代から猫を飼っていました。直接苦情は言われていませんが、ある日「猫飼ってるでしょ?」と言われました。カーペットを敷くなど対策はしていましたが、そもそも物件の防音性能が低いと限界があるようです。
L-50以下の物音が防げる1級以上の物件を選択することがオススメです。遮音性の高い物件を選んだ場合には、他に何もしなくても十分な防音効果が見込めます。
物件選択時には遮音等級も気にしながら選んでみるのも良いでしょう。
筆者は現在特級のマンションに住んでいます。中古マンションを購入したのですが、前の住人がお年寄りだったらしく膝に優しい衝撃吸収タイプの床にしたそうです。おかげで特別大きな物音を立てない場合は響かないので、精神的にも楽になりました。
低反発カーペット
一番効果があったのが低反発のカーペットでした。社会人になり木造アパートから鉄骨木造アパートへと引っ越し多少遮音性は上がりましたが、周辺住民への配慮もあり購入を決意しました。
購入したのはこちらの商品です。
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正直購入して大正解でした!まず、遮音性を謳っているだけあって、防音効果は非常に高いです。低反発で衝撃を吸収するため、わざとドンドン足音を立てて歩いても全く音が響きません。
性能だけではなく触り心地や低反発の感触も非常に良かったです。肌に吸い付く感覚です。
猫もスベスベ感が気に入ってくれました♪夏は暑いのか、顔だけカーペットに乗せるのが好きみたいです笑。
壁にスチロールシートを貼る
壁がお隣さんの生活スペースと接している場合は、防音シートを壁に貼ることをオススメします。特に効果が高いのがスチロール製のシートです。衝撃吸収・高音域の音を吸収してくれます。
最近ではインテリア性の高いDIY用スチロールシートがあります。イメージチェンジのついでに防音性を高めてみましょう。
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こまめな爪切り
犬のように常に爪が出ているわけではないのでカチャカチャ歩行音はしませんが、爪が伸びてくるとフローリングを走り回るときに音が出ます。床が傷つくのも避けたいので、爪はこまめに切ってあげましょう。1本だけ急に伸びたりするので、1週間に1回は爪の状態をチェックしてあげましょう。
周辺住民へのあいさつも重要
家の騒音対策も大事ですが、事前に猫を飼っていることをあいさつの際に伝えておくことも大事です。自分でうるさいと感じる場合と、感じる前に言っておいてもらう場合では後者の方が精神的に良いですよね。
1言でも良いので、「もし猫がうるさかったら気軽に指摘してください」など、コミュニケーションをとっておきましょう。