ネコ科で強さとたくましさを併せ持ったヒョウは、猫好きからしてみればなんだか憧れてしまうワイルドな生き物ですよね*
そんなヒョウのワイルドさを身近に感じてみたいという方には、ヒョウのミニチュアとも呼ばれる「カリフォルニアスパングルド」という猫種がおすすめ!
今回は野性味満載なカリフォルニアスパングルドの魅力をたっぷりとご説明いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね♡
カリフォルニアスパングルド誕生の歴史|密漁を減らしたい思いから生まれた猫種★
カリフォルニアスパングルドは、ハリウッドの脚本家である「ポールアーノルド・ケイシー・ジュニア」によって作り出された猫種です。
彼は、1971年に小説「Open The Coffin」(棺を開け)の取材でアフリカのタンザニアに滞在したときに、現地で毛皮を狙った密猟によってヒョウの数がどんどん減少していることに心が痛んだそう。
そんな経験から「ペットと同じ毛を持つ動物を殺すことに抵抗を覚えてほしい」という思いから、アメリカ帰国後に、斑点模様を持つ猫種の繁殖に10年を費やしました★
彼は、アビシニアンやアメリカンショートヘアー、ブリティッシュショートヘアーなどを交配させながら、ついに斑点模様を持つカリフォルニアスパングルドを生み出し、1986年、高級百貨店「ニーマンマーカス」のクリスマスカタログで初めてお披露目され、当時は猫の愛好家やブリーダーから大きな批判を受けたそう*
現在、カリフォルニアスパングルドはACAとTICAの「New Breed or Color」(新しい品種もしくは色)の部門で登録されており、正式な猫種として認められています♡
特徴|ワイルドな斑点模様の虜に♡
見た目
カリフォルニアスパングルドの最大の特徴は、ヒョウのようなワイルドさを感じさせる斑点模様です。
第一印象は、まるでミニチュア版のヒョウだといわれることも多く、はっきりとした斑点模様が全身に見られます♡
特徴でもある斑点は、ブロック状か丸形が理想とされていますが、三角や楕円、四角でもOKだといわれているそう。
さらに毛色にも規定があり、ブロンズ、ゴールド、ブルー、ブラウン、チャーコール(炭)、レッド、ブラック、シルバー、ホワイトのいずれか毛色をしており、歩き方は平均的な猫種とは違って、野生のネコ科の動物が歩くような肩を低くした歩き方であるそうです★
ベンガルとの違いは野性味の強さ!
ヒョウのような斑点模様を持つ猫種というと、ベンガルと思い浮かべる方も多いと思います*
どちらもワイルド感たっぷりな猫種ですが、ベンガルとカリフォルニアスパングルドの違いは野性味の強さだといわれています*
ベンガルは野生の血が濃く混ざっているので、性格も活発なことが多いもの。
しかし、カリフォルニアスパングルドはベンガルのように野性の血が使われていないので、ワイルドな見た目とは裏腹に、とてもおとなしい性格なんです♡
平均体重
カリフォルニアスパングルドは、とてもスリムな見た目をしていますが、筋肉質なので平均体重も4kg~8kgほどと、平均的な猫種よりも重め*
抱き上げるとずっしりとした重さを感じるのも特徴です。
平均寿命
カリフォルニアスパングルドは、寿命の長さが個体によってさまざま。
平均寿命は9年~16年ほどと差があるので、長生きさせてあげるためにも適切な環境の中で飼育してあげたり、与えるキャットフードにこだわってあげることも大切です♡
性格|飛び跳ねるのが大好きな愛情深い猫♡
ワイルドな見た目とは違って、カリフォルニアスパングルドはとても愛情深い性格をしてします*
飼い主さんに甘えることも大好きで、なにをしているのか様子をうかがうために、飼い主さんの方に上ることも少なくありません。
また、運動好きな一面もあり、おもちゃで遊んでもらうことも大好き♪
他の猫種とは違って、ぴょんぴょんと飛び跳ねるようなしぐさを見せてくれるのもカリフォルニアスパングルドならではのチャームポイントです♡
飼い方のコツ★用心深く観察しよう!
カリフォルニアスパングルドはアクティブな一面があるからこそ、うっかりベランダや外などに出てしまうこともあるので、脱走や落下などによる怪我をさせないようにしましょう。
さらに、体調が悪くなると被毛に変化が表れるのも特徴*
ですから毎日のブラッシングのときには、被毛に変わったところが見られないかのチェックも大切です。
また、見た目よりも体重が重いのでしっかりと固定されているキャットタワーなどを選んであげるのも◎
ジャンプした時にぐらついてしまうようなキャットタワーだと怪我をさせてしまう可能性があるので要注意です*
そして、カリフォルニアスパングルドを飼っていると一番驚かされるのが睡眠時間が平均的な猫種よりもさらに長いこと。
1日に15~16時間ほど寝ていることも少なくありませんので、睡眠中はむやみに触ったりして起こさないようにしましょうね!
オススメのエサ|運動量に合わせた低カロリーフードに★
遊び好きなカリフォルニアスパングルドには、運動量に合った低カロリーフードがおすすめ。
中でも「シンプリー」は一般的な低カロリーのキャットフードよりもさらにカロリーが低いので、体型維持におすすめです♡
今回は上記のエサをおすすめしましたが、もちろん環境や個体差によっても大きく左右されるので、愛猫の体調を見ながら体質に合ったキャットフード選びをしましょう♪
カリフォルニアスパングルドの値段、価格相場は?
30万以上|日本では手に入らない希少価値の高い猫♪
カリフォルニアスパングルドは日本ではほとんどお目にかかれない希少価値の高い猫種です。
そのため、購入したいときは海外のブリーダーさんを頼るのがおすすめ。
海外での相場はおよそ$ 800と$ 2,500( 8万円~25万円)ほどと差があるのが特徴ですが、輸入になるとそれ以上にコストがかかってくるので、30万以上はかかると思っておいたほうがいいかもしれませんね★
カリフォルニアスパングルドの歴史から動物愛護も考えてみよう♡
他の猫種とは違って、動物を守るために作り出されたカリフォルニアスパングルドだからこそ、誕生の歴史をきちんと知っておくことも大切*
かっこいいから欲しいと安易に思うのではなく、カリフォルニアスパングルドを通して動物愛護について考える機会を設けてみるのもいいかもしれませんね★