11月に入りめっきり寒い日が続いてきましたね★季節の移り変わりはわくわくしますが、どうしても体調を崩しがち…それも日中と朝晩の温度差が大きいからで、一日で12℃も温度差がある日もあるくらいなんです。自分自身も周囲の人も風邪を引いたり、いつもより疲れがとれなかったり、いまいち本調子が出てない様子はありませんか?それはまさに体が“ダルオモ”になって、季節の変化について行けていない証拠です。実は人だけではなく猫も同じなんです!いつもより食欲がなかったり、いつもは喜ぶものに対して執着してこなかったと思ったら、“ダルオモ”サインと考えましょう★もし、我が家の猫が体調不良のように感じたら、どうすればいいのか?猫が冬場にかかりやすい病気を事前に知って、対処していきましよう!
冬場に注意するべき病気①猫風邪
冬は寒く空気が乾燥しているため、喉や鼻の粘膜の働きが弱まり、風邪のような症状を起こすことがあります、これをいわゆる“猫風邪”と呼ぶのですが、これはウイルスや細菌感染が原因で起こっている炎症の事を言います。症状は、くしゃみ、鼻水などで発熱することもあり、人の風邪の症状と似ていますね。猫風邪はうつることがあるので、多頭飼いをしている家では一匹が感染してしまうと、他の猫も猫風邪になってしまうことがあるので注意が必要です。感染症は2種類あります。
●猫ウイルス性鼻気管炎
くしゃみや鼻水がでたり、食欲や元気がなくなるなどの症状がみられます、ひどくなると鼻がつまり慢性副鼻腔炎や呼吸することが難しくなったり、気管支炎から肺炎になってしまうことも。このウイルスは寒さに強く、冬は活発に活動するので今の時期は特に注意が必要です。また、水や排泄物などから直接・間接的に感染するので、猫同士で感染してしまうこともあります。子猫や老猫の場合は命を落とすこともある危険なウイルスです。
●カリシウイルス感染症
症状は上記で紹介した、猫ウイルス性鼻気管炎と似ていますが、このウイルスは舌炎や口内炎ができ、口の中が荒れてしまうので食欲がなくなってしまいます。症状が進行すると肺炎や気管支炎、結膜炎になることもあり、このウイルスも猫同士で感染してしまうこともあり注意が必要です。
◎予防策
猫風邪を防ぐために一番効果的なのは、1年に1回の予防接種を受けることです。また猫風邪にかかってしまっている猫との接触を避けましょう。
冬場に注意するべき病気②便秘、下痢
うんちは毎日する物なので、猫の体調変化を確認するのに最適です!飼い主さんが毎日掃除する物でもあるので、目で見た感じや、触ってみての感じ、ニオイなどの変化に敏感に気づくことが出来ます♪
●便秘編
猫は毎日うんちをするので、2日以上出ていなかったり、硬くてポロポロしたうんちをしていたら便秘と思っていいでしょう。膀胱炎になってしまったときにも見られる症状なのですが、トイレの回りをうろうろしてうんちをするポーズをとっているのに、居なくなった後、トイレには何も無いというときも便秘と考えられます。
猫は生まれ持った体質で水を多くとることをしないので、犬よりも便秘を起こしやすいと言われいます。水分が少ないので、うんちも硬くなやすいです。今の様な温かい時期から寒い時期に変わる季節の変わり目は、急に寒くなるので運動不足になり、いつにもまして水分を撮らなくなり便秘になりやすい時期といわれているので、注意が必要です!
◎便秘かもと思ったら…
便秘の主な原因は、水分不足と考えられます。なので、水分を多めにとらせてあげることが大切です☆でも猫は進んで水を飲んでくれません。なので水分を多くとらせるには食べているご飯を変えるといいです♪ドライフードを食べている猫は、ウエットフードにするだけでも◎もともとウエットフードを食べている猫は、繊維質の多いご飯に変えてみましょう♪でも、食べてる食事を突然すべて変えてしまうと膀胱炎の原因となってしまう場合もあるので、いつも食べていたご飯に新しいご飯を混ぜてだんだんと慣れさせてあげましょう!また、積極的に水を飲ませてあげることもしてあげるといいです♪猫は綺麗なお水や新鮮なお水を好んで飲むので、こまめに水を変えてあげることで積極的にお水を飲んでくれることもあります★
◎予防策
便秘にならないためには、適度に運動をさせると◎人と一緒で猫も運動不足だと便秘になりやすくなるようで、運動というと何をしたらいいの?と考えてしまうかもしれませんが、猫の息が上がるまで運動させる必要はありません!いつも寝ていて動かない猫に対してネコじゃらしで少し遊んであげるだけでいいんです★猫は冬場になると寒さでますます動かなくなってしまうので、お気に入りのおもちゃや気を引ける道具などを使って重い腰を上げてあげましょう♪また、長毛種の猫は家玉が便秘の原因になっていることも…毛玉対策には、小まめにブラッシングをしてあげることが大切!特に季節の代わり目は毛が抜ける季節なので、自身でグルーミングする回数も増えます、ブラッシングの回数を増やして、猫がグルーミングで毛を食べてしまわないように注意してあげましょう★
また、トイレに原因があることもあります、トイレが不潔だと、便意をもよおしても我慢してしまい便秘になってしまうことも…なので、トイレは清潔を保ちましょう。トイレの個数を増やしてあげることも◎
●下痢編
下痢とは、柔らかいうんちや、水っぽいうんち、形がなく液体のうんちなどの事を言いますが、うんちの回数がいつもより増えたときも下痢の症状として考えるです!
◎下痢になってしまったら…
まず、直近で何を食べたか考えましょう。いつものご飯のとは別に変ったものを与えていないか?いつも以上に水分を取っていなかったか?冷える所にいなかったか?思い当たるところがあれば、それが原因の場合があります。原因がわかったら対策を取りましょう!対策を取った後、いつものうんち戻れば◎ですがうんちの状態がどんどんゆるくなってしまう、柔らかいうんちが何日も続く、水状のうんちが24時間以上続いているようならば、お医者さんに診てもらう必要があります。まだ大丈夫だと思って安心していると意外と危険なのが下痢です!下痢が続くと、体内の水分が少なくなってしまい、脱水症状になってしまいます…なのでこれはただうんちが柔らかいだけじゃないなと思ったらすぐに病院に行きましょう。
◎予防策
下痢は、脂肪分の多いもの食べてしまった事や、水分を取りすぎてしまった、また今時期は体が冷えたことによって起こる事があります。新しく上げたおやつが合わなかったり、新しく変えたご飯が合わなかったりしたらあげるのをやめることで下痢を改善することが出来るでしょう♪そのためには、何を上げて下痢になってしまったのが知る必要があります!毎日の食事やうんちのチェックを怠らないようにしましょう★また、今のような季節の変わり目で、朝晩で温度差がある場合は、猫のお気に入りの場所に暖を取れるようなブランケットなどを置いてあげましょう。例えば窓辺は、昼は日差しが出て温かいですが、夜は一番冷える所でもあります。猫が体温調節を取れるように工夫をしてあげましょう♪
冬場に注意するべき病気③おしっこトラブル
先ほどはうんちについて紹介しましたが、猫は冬に泌尿器系の疾患にかかりやすくなります。猫の先祖は温かい地方で生まれ育ったので、寒さに弱いのです。普段お水をあまり飲まない体質なのに、冬は気温が下がりさらに飲まなくなってしまいます…そのためオシッコの量や回数が減りオシッコが濃くなってしまうのです。そうなるとミネラル成分が結晶化しやすくなります。結晶ができてしまうと尿道が炎症を起こしてしまい、出血したり、膀胱が膨らまなくなってしまうことも…。
◎予防策
予防策は便秘になってしまったときと同様で、トイレを常に綺麗に保ってあげることと、お水をたくさん飲ませてあげることが大切★ですが、泌尿器系の疾患は命を落とす可能性がある危険な病気です。丸一日おしっこが出ていなかったり、おしっこをする際に痛がってたりいつもと違う変化を感じたら迷わず病院に行きましょう。
冬場に注意するべき病気④意外と危険なヒータでの“やけど”
温かいところで育ってきた猫は寒さに弱いんですね…。これからもっと寒くなってきますが、猫が健康に暮らせるようにあらかじめ予防していきたいですよね♪あと、意外と冬場に多い怪我が“やけど”らしいです!ヒータの上などが温かくて近づきすぎてやけどをしてしまったり、ホットカーペットの上にいて寝返りをうたず何時間も居て、低温やけどをしてしまうことが多いそうです!猫を温めてくれる暖房器具にも思わぬ危険が潜んでいるんですね…飼い主さんが注意してみてあげることで防ぐことが出来るので、暖を取っている猫に気を配ってあげてください★