しっぽが短い猫種というと「ジャパニーズボブテイル」と思い浮かべる方も多いと思いますが、同じく人気なのが「マンクス」という猫種*
マンクスはジャパニーズボブテイルよりもさらにしっぽが短く、中にはまったくしっぽがない子もいる、ユニークな猫種でもあるんです★
そこで今回は、マンクスの特徴や飼い方を詳しくご説明いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね♡
マンクス誕生の歴史|★
マンクスは17~18世紀ごろに、貿易をしていた商人がイギリスの「マン島」に立ち寄り、猫置いていき、その中から突然変異でしっぽの短い猫が産まれたことが誕生のきっかけだいわれています*
マンクスはその土地では優れたハンティング能力を認められ、農家の人々から害獣駆除として役立てられていたそう。
そんなマンクスの特徴的な姿から「ノアの箱舟」という逸話も誕生。
急な雨に遭遇したノアの箱舟の乗員が、急いで舟のドアを閉めようとしたところ、駆け込んできた猫のしっぽをはさんでしまったので、マンクスのしっぽが短くなったという話は地元で有名な神話です★
人々から愛されたマンクスは1900年ごろからキャットショーにも出るようになり、アメリカに浸透するようにもなっていきました。
その後、1920年代にCFAで公式な猫種として認められたそうです♡
特徴|ウサギのようなしっぽがチャームポイント♪
見た目
マンクスの最大の特徴は、ジャパニーズボブテイルよりもしっぽがさらに短いことです*
さらに、しっぽの長さでマンクスは4種類に分けられることも。
まず「ランピー」と呼ばれるタイプは全く尾がないのが特徴。
次にごくわずかに短いしっぽを持っている場合は「ライザー」や「ランピーライザー」と呼びます。
そして、ライザーよりも長くて、他の猫よりも短いしっぽを持っている子は「スタンピー」。
普通の猫と同じ長さの曲がったしっぽを持っている子は「テイリー」や「ロンギー」といわれています。
交配のときにはしっぽがないランピー同士を掛け合わせると、子猫の死亡率が高くなってしまうので、絶対にランピー×スタンピーで交配しなければならないのもマンクスならではの大切な特徴★
また、マンクスは短いしっぽのため、前足よりも後ろ足の方が長く、ウザギのように飛び跳ねながら歩くのもチャームポイントのひとつ。
この歩き方は「マンクスホップ」とも呼ばれ、しっぽが短いことも合わせさってマンクス自体を「ラビットキャット」と呼ぶことも多いといわれています♡
平均体重
マンクスは筋肉質なボディをしていますが、体重は軽め。
平均的な体重は、オスで4.0kg~5.8kg、メスの場合は3.1kg~5.0kgほどなので、平均的な猫よりも小さいといわれています*
平均寿命
マンクスの平均寿命は11年~14年と、平均的な猫よりも、少し短めなことが多いようです*
しかし、こうした平均寿命は飼い主さんの努力によって延ばすこともできるので、ぜひ適切な環境の中で生活させてあげるようにしていきましょうね♪
性格|ちょっぴり神経質で飼い主に従順★
マンクスは臆病で神経質な一面がありますが、飼い主さんに対しては従順な態度で愛情を示してくれます*
大人しい性格なので、飼い主さんが留守の最中に激しいいたずらをされることは少ないかもしれません★
また、運動量もそれほど多くないのでおもちゃなどを使って、こまめにスキンシップを取らなければいけないということもありません。
飼い方のコツ★多頭飼いの場合はじっくり時間をかけよう♡
マンクスは神経質な性格をしているので、他の動物と一緒に飼いたいという場合は焦らずにじっくりと慣れさせてあげるのがおすすめ。
臆病な一面もあるからこそ、飼い主さんが焦ってしまうと同居仲間のことを「怖い存在!」だと思ってしまうことも。
さらに、人見知りな性格をしているので知らない人に預けたり、知らない場所に連れて行くと大きなストレスを抱えてしまう場合もあるので、注意しましょうね*
また、他の猫種とは違ってしっぽのない「ランピー」は、しっぽの付け根部分がとても敏感で穴が開いたようなくぼみが見られます。
ですから、あまりむやみに触ったりしないように気を付けましょうね★
オススメのエサ|運動量に合わせた低カロリーフードに★
マンクスは運動量があまり多くない猫種だからこそ、体型維持のためにも低カロリーなカットフードを与えてあげましょう*
中でもおすすめは「ピュリナワン」。
こちらのキャットフードは原材料に不安要素がないため、去勢・避妊後の子猫からシニア猫まで安心して食べさせることができるのもメリットのひとつです★
今回は上記のエサをおすすめしましたが、もちろん環境や個体差によっても大きく左右されるので、ぜひ愛猫の体調を見ながら体に合ったキャットフードを選んでいきましょう♡
その他育ち方や環境によってエサを選びたい方はこちらも参考にしてくださいね↓
マンクスの値段、価格相場は?
10~15万円程度|ペットショップ&ブリーダーでもなかなか手に入らない猫種…
マンクスはまだまだ知名度がそれほど高くないので、日本では手に入れにくい猫種でもあります。
およその価格相場は、ペットショップの場合だと10~15万程度で、ブリーダーから購入する場合は20~30万程度といわれています*
ユニークなマンクスの個性を理解して、幸せな猫LIFEを
産まれつきしっぽがない子も多いマンクスという猫種は猫好きからしてみても、とてもユニークに思える猫種です♡
マンクスの仲間には「キムリック」という長毛の猫種もいるので、気になる方はそちらの猫種もチェックしてみて、自分好みの猫を選んでみてくださいね★