初めての多頭飼い|新しい家族の迎え方と先住猫のケアの方法まとめ

新しい季節が始まり、我が家にも新しい風を…なんて、新しい家族を迎え入れる事を検討されている方もいるのではないでしょうか?

2月頃からベビーラッシュが始まり、この時期でもまだまだ子猫の譲渡会も開催されています。たくさんのボランティアの方々のおかげで、安全な場所で過ごせる猫が増えていることは、本当に素晴らしい事だと思います。
もちろんペットショップにいる子達も、終生大切にしてくれる家族を探していますので、どちらから迎え入れるかは飼い主の状況に合わせていただければいいと思います。

さて、本題にもどりますが、初めて2匹目を迎え入れようとしている方にうかがうと、「猫を飼うのは初めてじゃないけど、うちの子と仲良くできるかな?」
と不安に思っている方が多いようです。
そこで、最大9匹の猫と共に過ごした経験を元に、少しばかりアドバイスをさせていただければと思います!

ちなみに最大9匹と過ごしていた時は、15才、14才、13才、10才×3匹、8才、6才、2才と、世代も性別もバラバラでしたが、みんなうまく距離をとって、仲良く暮らせていましたので、元々の性格もありますが、飼い方次第で多頭飼いは無理なくできるのです!

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9匹の猫と暮らしてわかった事4選

①それぞれお気に入りの場所を見つけること。

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基本的に集団行動を好まない猫は、1日の間に1人になる時間が必要です。クローゼットの中、冷蔵庫の上、ソファーのウラ、ベッドの下…など、いわゆる「隠れ家」になる場所を必ず用意して上げてください。1匹気まま暮らしの時は、どこで寝ていても誰か(他の猫)に邪魔される事はありませんが、多頭飼いとなると、それぞれ寝る時間などが違いますので、睡眠を妨害する事も。そんな事がないように、ちゃんと隠れられる場所を見つけられるようにしてあげましょう。

・隠れ家にならなかった隠れ家
ダンボールハウス
1匹の時は、中に入って寝たりしていたのですが、新参猫がハウス内まで追いかけ回したため、隠れ家にはなりませんでした。

②ご飯は離れた場所で

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仕事をしていると、ご飯をあげられるのが朝と晩の2回になります。特に、我が家では療法食を食べている子がいたので、出かけるときにご飯を置いていく事ができません。
そうすると、当然夜帰ってくると、猫たちはおなかぺこぺこです(笑)そんなぺこぺこの状態で近くで上げてしまうと、早食いの子が、まだ残っている子のご飯を食べようとしてしまいます。
そんな事がないように、ご飯の場所は1匹ずつ固定しておきましょう。また、全員一気にはあげられないので、先住順であげてください。同じくらいの子であれば、食べる速さが遅い子に先にあげましょう。

③トイレはたくさん用意しよう

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よく聞くのが猫の頭数プラス1つのトイレを、といいますが、我が家は4つ置いていました。2階建ての住居でしたので、1階に2個、2階に2個置いていました。9匹いた時は、さすがに少ないかなー?と思いましたが、みんな揃いも揃って、1階の1つのトイレで用を足していました(笑)マメに掃除するという、飼い主の涙ぐましい努力もあってのことかもしれませんが…。他のトイレも使っていたので、気になる子は他のトイレへ、そうでない子は近場のトイレへ、と、ここでも個性がでていました。
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④遊び場はあればあるほど良い

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人にも個性があるように、猫にも個性があります。同じキャットタワーでも、のんびり寝る子もいれば、激しく駆け上がって遊ぶ子もいます。そのため、それぞれ満足に遊べるように、遊び場は2個以上あると理想的です。
「家が狭くてそんなに置けない!」という方であれば、こちらがオススメです。
爪とぎは爪を研ぐだけでなく、お昼寝のベッドになったり、マタタビをつけてあげれば、ストレス解消グッズにもなります。深さのあるものであれば、中におもちゃを入れて置けば、遊んでくれる子もいます。

先住猫のケアと2匹目の猫の迎え入れ方

迎え入れに必要なもの

ゲージ
新しい子専用の食器
焦らない気持ち

  • ゲージは大きめのものが置けるのであれば、ペットショップにあるような、2~3階建のものがあると良いです。縦運動が好きな猫も、比較的ストレスなく過ごせます。
  • 食器は、必ず頭数分用意してください。髭が当たらない方がストレスが少ないので、横広のお皿か、縁があって薄いお皿がオススメです。
  • 焦らない気持ちは、忘れずにお持ちください。隠れているのに無理やり引き出そうとすると、トラウマになり人そのものを怖くてなってしまう可能性があります。

では、実際の迎え入れ方をご説明します。

①まずは新しい子を家に慣らそう

新しい家族を迎え入れる時、誰よりも緊張しているのが、初めての場所に来るその子そのものです。とにかく「ここは安全だ」とわかってもらう事が何より大切です。とはいえ、たいていの子は、来たばかりの日は水も飲まず、何も食べず、トイレにもいかないでしょう。大切なのは「かまわない」事。可愛くて触りたくてついつい様子を見に行ってしまいがちですが、グイグイくれば来るほど、猫にとっては恐怖です。どこかに隠れているなら、その近くにご飯と水、トイレを置いて、できるだけ放置しましょう。
昨年、猫が欲しい義母のために、うちで一旦引取ってしつけトレーニングした黒猫がいましたが、3日目でやっとご飯を食べトイレに行きました。それまではさすがに 病院にいかないとマズイか…と思いましたが、突然先住猫に懐き、ガンガン出て来るようになりました(笑)ケンカしない限り、猫同士の付き合いは猫に任せた方がいいのかもしれないですね。

②初めてのご対面はゲージ越しに

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初めて会うときは、いきなりケンカをしてしまう事もありますので、必ず2匹目の子をゲージに入れて、先住猫が自由に見えるようにしてあげましょう。先住猫にしたら、自分のテリトリーにやって来た新参猫ですので、危険がないかチェックしたいのです。もちろん2匹目の子も、初めて会う猫ですので、怖くて手を出してしまう事がないように、しっかりと隔離しましょう。隔離部屋があるようであれば、ドアに100均で売っているアルミラックを立てかけるなどすると、双方自由に様子が見れて良いです。

あると便利ポータブルゲージ
我が家では、万が一の災害時や、車での移動を考えで、病院に連れて行くのとは別に、大きめのゲージを購入したました。大きめの猫ちゃんでもゆったりと過ごせる空間があるので、今回のようなご対面にも、移動の際にも非常に便利です。

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③先住猫のケアを大切に

これまで1匹で、いつでも飼い主に甘えたりできたのに、きょうだいが出来たら、甘えなくなった、と言う話もあります。性格の優しい子だと、遠慮してしまう事があり、ストレスになる場合もあります。新しく迎えた子が、先住猫より飼い主と遊ぶようなら、少し可哀想ですが、先住猫と飼い主が2人きりで遊ぶ時間をもうけるなど、メンタル面でのケアを忘れないでください。どちらの猫も同じくらいのじゃれ具合であれば、一緒に遊んであげるのがベストです!

いかがでしたか?
難しそうに思える新しい家族の迎え入れ方ですが、基本は2つ。

  • 新しい猫のやりたいようにさせる事
  • 先住猫のケアを怠らない事

です。

2匹目だんごになって寝ている…なんていう姿を想像するだけで、なんだかとても楽しみなりますよね!この春、ぜひ多頭飼いデビューしてみてはいかがでしょうか?

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