新年度や新学期が始まって1か月が過ぎ新しい環境になった人たちは、慣れない生活の疲れが溜まっていわゆる「五月病」になってしまっている方も多いんじゃないでしょうか?環境が変わらなくても何かと忙しい年度の初めで、心身ともに疲れが溜まりますよね。それに付け加え、最近の温度差や天気の移り変わりが早く体調を崩しがちです。私もなんだか常にもやもやした気分で疲れが抜けないな…なんて思って我が家の猫たちを見ていると、私が起きるといつもついてくる猫がついてこなかったり、他の猫たちもなんだかいつもと少し様子が違う気が…もしかして猫にも「五月病」ってあるのかな!?と思い調べてみました♪そもそも五月病とは何なのか、猫も五月病になるのかをまとめました☆
「五月病」ってどんな病気なの?
人がかかる五月病は、そもそも5月のゴールデンウイーク明けになることから「五月病」と呼ばれているそうで、病名そのものが「五月病」ではないそうです。病院に行って診断されるときに病名は「うつ病」や「適応障害」となります。原因はやはり、新しい環境に慣れなかったり新しい人との出会いに無理をして溜まる“ストレス”だそうです。症状としては「不眠」「めまい」「疲労」「胃痛」「食欲不振」「やる気がでない」「倦怠感」などが挙げられて、ストレスの原因が解決されると自然と治るといわれています。なので、一番大切なのは「ストレスを発散」させることです☆
そしてもう一つ、最近「五月病」の原因とされているのが「気候」による体調不良です!5月~6月にかけては真夏の様に暑い日もあれば、最高気温が20℃前後の肌寒い日もありそれが混在します…。なのでその温度差に体がついていかず、自律神経が乱れやすくなってしまうそうです。自律神経が乱れると、先ほどと似たような「倦怠感」「めまい」「頭痛」「吐き気」などの症状がみられるようです。
今はこの二つの原因の体調不良が「五月病」と呼ばれているみたいですね。
猫にも「五月病」はあるの?
そもそも猫も5月に体調不良になることがあるのか、ということなんですが、やはり、新年度に向けて飼い主が引越しをして住環境が変わることや、また飼い主が溜めてしまっているストレスが日常に変化を及ぼすことで、知らず知らずのうちに猫にも負担がかかりストレスを溜めてしまっていて、そのストレスが体調不良につながることがあるそうです。それが人でいう「五月病」の症状と似ているので、猫にも「五月病」があるといっても間違いではなさそうですね。ですが、こちらも人の五月病と一緒で獣医さんなどに診てもらう際には五月病という呼び方はしないそうです。
猫もこの時期の温度差は苦手…
また、先ほども話しましたが、気候による体調不良は猫にも十分に起こりうる様です。猫は人に比べると熱を外に逃がす能力が低く、急に気温が上昇する日などは体に負担がかかってしまうとのことです。なので、今のような季節の変わり目には、大きな気温の変化によって体にストレスがかかって、体調不良を起こしてしまうことがあるそうです。
この様なストレスをためてしまうと、いつもはトイレで排泄をしてくれるのに、違う場所でしてしまったり、下痢や嘔吐、または食欲不振などいつもとは違う行動を起こすことが考えられます。何かいつもと違うな?と気づいたことがあれば、飼い主さんの住環境などに変化がなかったか、最近温度差の厳しい日々が続いていないかなど原因を見つけることが大切です。原因がわかったらそのストレスを少しでも取り除いてあげましょう。
我が家の猫が、いつもより活発に動かず眠り続けていた日は、確かに前日はすごい真夏日だったのですが、その日は雨が降った影響で肌寒い日でした。なのでこの温度差で体に負担がかかってしまっていたのだと思います。
5月~6月による環境の変化や気温の変化によっていつものような生活リズムを過ごせず、その疲れやストレスが体にたまってしまう前に飼い主が気づいてあげることが大切です。
いわゆる「五月病」からくる猫の体調不良を改善方法は?
愛猫が上記で話した「五月病」にかかっている様子で、でもまだ元気がある場合はたくさん遊んであげることや、猫がリラックスできる空間を作ってあげることで改善することもあります。まず、愛猫にとって何がストレスになってしまっているのか原因を突き止めて上げることが大切なので、少しの変化に気づいてあげられるようにしたいですね。猫にもきちんと生活リズムがありますので、その生活リズムを乱してしまっていないか知ることも必要です。
猫の生活リズムを知ろう!
例えば、我が家の猫たちの場合、平日の日中は仕事で家に人は誰もいないので、猫たちはおのおの好きな場所で人が帰ってくるまで、眠って過ごしているようです。ですが、仕事が休みの日の同じ時間帯にずっと家私がにいると、猫たちは私が家に居る時間は寝床に行こうとはせず夕方まで過ごし、座っているのも辛そうなぐらい眠そうにしていたことがありました。それに気づいて以来私は、休みの日でも猫たちのために少しの時間でも必ず家を空ける時間を作るようにすることや、猫と一緒にお昼寝の時間を作るようになりました!もちろん、私のことなど関係なく眠っている猫も居るのですが、私が起きると一緒に起きてしまうような神経質な子にはこの様な配慮も必要だと思いました。
「病院に行く」という考えも忘れずに!
ですが、猫の体の不調が五月病とは関係なく実は病気によるものの可能性も大いに考えられます。なので、猫が明らかに元気が無かったり、食事をとらない、遊びたくなさそうという状態が続くようでしたら、安易に五月病のせいだからと決めつけず病院に行き獣医さんに相談しましょう。
人でさえ新しい環境の変化についていくのが大変なこの時期…さらに気候もあいまって、体調を崩しがちですよね。でもそれは人だけではなく猫も一緒なんですね!猫は言葉で不満を言い表せない分、そのストレスや不安にいち早く飼い主が気づいてあげたいものです。そのためには、猫にもいわゆる「五月病」といった症状があると言うことを頭の片隅にでも入れておくことが大切だと思います。