見逃さないで!猫のストレスサイン!〜その原因と対処法〜

ストレス

心配なことがあったり、嫌なことがあるとイライラしますよね〜。
ストレスがたまると食欲が落ちたり、眠れなくなったり・・・最悪、病気になることも・・・
猫もストレスを感じます。そして、私たちと同じようにストレスが原因で病気になることもあります。

飼い主として愛猫のストレスを読み取って、対処してあげることはとても大事なことです。
そのためにも猫のストレスサインを見逃さないよう、猫がストレスを感じているときに見せる行動やしぐさを紹介したいと思います。

排泄に見られるストレス症状

toilet

https://www.pexels.com/photo/gender-88808/

トイレを使わなくなる

今まではきちんとトイレを使っていたのに、突然使わなくなったり、トイレ以外で粗相をするときにはストレスがたまっているのかもしれません。以下のことをチェックしてみてください。

・トイレが汚れている。
・猫砂が十分に入っていない。
・トイレを別の場所に移動した、トイレの側に何か(家具や観葉植物など)を置いた。→落ち着けない。
・トイレを新しいものに変えた→サイズが小さすぎないか?
・猫砂を今までとは違う商品に変えた→いつもと匂いが違う。

また、トイレに入るのになかなかオシッコがでないときなどは消化器系の病気にかかっているかもしれないので注意してください。

下痢や便秘を繰り返す

水分が不足していたり、変なものを口にしたなど心当たりがないのに下痢や便秘の症状が見られるときはストレスが原因かもしれません。

しぐさに見られるストレス症状

毛づくろいを過剰にする /  体を掻きむしる

毛づくろい

https://pixabay.com/ja/猫-シャム猫-品種猫-シャム-子猫-毛皮-サイアム-動物-2432449/

猫は普段からこまめに毛づくろいをして体をきれいにしています。また、毛づくろいには精神を落ち着かせる効果もあるといわれています。そのため、ストレスを感じると気分を落ち着けよう、気分を紛らわせようと毛づくろいをし、それが続くと毛づくろいしないと落ち着かなくなり、毛が抜け落ちるほど過剰に毛づくろいを続けたり、体を傷つけるほど掻きむしることがあります。

ただし皮膚病にかかっていたり、ノミやダニがいるとき、内臓の病気が原因のこともあるので注意が必要です。

食生活に見られるストレス症状

食欲不振になる

長時間ひとりぼっちにされたり、新しい家族が増えたりと環境が変わることでそれがストレスにつながり、食欲がなくなったり、食事を口にしなくなったり、逆に異常に食欲が増すことがあります。

歯周病や口内炎が原因のこともあるので注意してください。

行動に見られるストレス症状

隠れたり、ひとりでいることが多くなる

一人ぼっち

https://pixabay.com/ja/猫-シルエット-猫のシルエット-猫の目-バックライト-黒い猫-694730/

猫はもともとひとりで過ごす時間を大切にする生き物ですが、飼い主や一緒に暮らしている家族を避けて隠れていたり、ひとりでぼんやりしている時間が増えたときにはストレスが原因かもしれません。

攻撃的になる

ストレスが原因で普段一緒にいる飼い主や家族、ペットに対して攻撃的になることがあります。

過剰に鳴く

猫が鳴き声をあげるときには何かを訴えています。
お腹が空いている、外に出して欲しい・・・何を訴えているのか理解して、これに応えてあげるのは大事ですが、猫が鳴けばなんでもしてもらえると考えてしまうのは問題です。夜鳴きを繰り返したり、聞いてもらえないとストレスになるので、バランスが難しいですが、無視することも大切です。

ストレスの原因と対処法

ストレス

https://pixabay.com/ja/猫-二日酔い-赤-かわいい-サバ-タイガー-甘い-動物-1046544/

猫はとってもデリケートでテリトリー意識の強い生き物です。環境の変化にはとても敏感で、ストレスにつながることがよくあります。とはいっても長い時間を共にするなかで、引越しや新しい家族が増えたりするのは自然なこと。ずっと同じ環境で暮らしていくのは無理なことです。

引越しをしたり、家族構成が変わったときには、猫が落ち着ける居場所を用意してあげて、無理にかまったりせず、少しずつスキンシップをとっていき、徐々に新しい環境に慣らしてあげるようにしましょう。
また、新しいペットを家族に迎え入れたときには、最初は別々の場所で食事を与えたり、食事の時間をずらすなどしてある程度の距離感をもたせてあげるといいでしょう。これには相性もあるので、すぐに仲良くなってくれることもあれば、時間のかかることもあります。仲良くなってもらおうと無理強いをせず、気長に見守ってあげましょう。また、新しいペットを迎えると、そちらに目がいってしまいがちですが、先住猫が嫉妬したり、寂しい思いをしないよう今まで以上に愛情を注いであげることも忘れずに♡我が家でも昔、野良のオス猫を家族に迎え入れたときに先住のメス猫が強い拒否反応を示し、隠れていまい、毛が抜け落ちたことがありました。食事は必ずメス猫を先に、2匹でいるときにはメス猫を最初に触ってあげるように心がけたことで症状が回復、オス猫の存在を受け入れてくれるようになりました♪

ただし注意して欲しいのは猫がストレスを感じているときに見せるしぐさや行動は、体の具合が悪いときや病気にかかっているときにも見られるということ!
ストレスの原因と思われることやものを取り除いたり、対処したにもかかわらず、変化が見られない、症状が悪化した、ストレスなのか病気なのかわからない・・・そんなときにはすぐに動物病院で診てもらいましょう。

猫は言葉が話せません。普段からしっかりとスキンシップをとって観察することで、愛猫のストレスサインを見逃さずに対処してあげて快適に過ごせるようにしてあげましょう♪

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