【猫のトリビア】知らなかった!?猫にまつわる意外な事実!

トリビア

1万年以上前から人間と生活してきた犬と比べると歴史は浅いですが、約5,000年も前から私たち人間とともに暮らしてきた猫達。犬とともに私たちにとって最も身近な動物といえるのではないでしょうか。とはいっても猫ってとってもミステリアスな生き物♪まだまだ知らないことがたくさんあります。今回は意外と知らない!?猫のトリビアを紹介したいと思います。

猫が喉を鳴らすのは嬉しいときだけじゃない!

ゴロゴロ

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猫が嬉しいときや満足しているとき、安心しているときに喉をゴロゴロと鳴らすのはよく知られていますよね。でもそれ以外の理由でも喉を鳴らすんです。

猫は「お腹がすいたよー」「遊んでよー」など期待をもって何かをおねだりするときにも喉を鳴らします。子猫がミルクを飲んでいるときに喉を鳴らすのは、押しつぶされないようにするため、母猫に安心感を与えるためのサインだといわれています。母猫が子猫をあやすときに安心させようと喉を鳴らすこともあります。また、猫がゴロゴロ喉を鳴らすのは気持ちを落ち着かせたり、リラックス効果があるといわれています。動物病院に連れて行かれたときなどに喉を鳴らすのは、自分を落ち着かせようとしているのです。

そして猫のゴロゴロは25ヘルツの低周波で、20〜50ヘルツの音は緊張をほぐす効果があるといわれています。猫は喉を鳴らすことで、骨に刺激をあたえて新陳代謝をよくしたり、筋肉をほぐしてもいるんです!また具合の悪いときにもそれを治そうと喉を鳴らすことがあります。

猫には指紋ならぬ鼻紋がある!

鼻

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私たちの指には指紋があり、人それぞれで違い、唯一無二のものです。そのため最近ではスマートフォンをはじめ本人確認のための認証システムとして多く利用されるようになりましたよね。猫の肉球はつるつるしていて指紋はありませんが、鼻紋と呼ばれる鼻の模様が私たちの指紋のように猫それぞれで違うんです!同じように犬や牛にも鼻紋があります。牛に関しては食用として飼育される牛は鼻紋を採取して登録することで個体識別に利用しているそうです。

子猫は寝ているときに成長ホルモンが分泌される!

子猫

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猫の語源は「よく寝る子」=「寝子(ねこ)」だといわれるほどよく眠るニャンコたち。特に子猫はよく寝ます。初めて猫を飼った人はあまりの睡眠時間の長さに心配になることもあるのではないでしょうか?しかし、子猫は寝ているときに成長ホルモンが分泌されるので、睡眠は成長のためにとっても大事なんです。まさに「寝る子は育つ」なんです(笑)。

また、猫も私たちと同じように夢を見ます。睡眠には浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。猫も私たちと同じように睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返していて、浅い眠りのレム睡眠のときに夢を見ます。眼球がピクピク動いていたり、鳴き声をあげたりしたら獲物を見つけたり、遊んでいる夢でも見ているのかもしれません♪

猫にも利き手がある!

猫パンチ

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私たちと同じように猫にも利き手があります。猫の利き手とは、おもちゃで遊ぶときや何かを取ろうとしたときに先に出す手(前足)のことです。私たち人間には右利きが多く、左利きには天才が多いなんていわれていますよね。猫の利き手は性別によって分かれ、メス猫には右利きが多く、オス猫には左利きが多いというイギリスの心理学者による研究結果があります。これはホルモンによる影響や行動パターンの違いがあるからではないかといわれていますが、はっきりした理由はわかっていないそうです。
ちなみに私たち人間社会でも、女性よりも男性の左利きの割合が多いそうです。

すべての猫がマタタビ好きなわけではない!

catnip

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「猫にマタタビ」という言葉があるように猫はマタタビが大好きというイメージがありますよね。マタタビに酔ってふらふらしている姿はなんとも可愛いものです。でもマタタビが嫌い、興味がないという猫ちゃんもいます。なかにはマタタビにアレルギー反応を見せる猫もいます。アレルギーを起こすと嘔吐や呼吸困難などの症状が見られ、最悪死に至るケースもあるので注意が必要です。
また、マタタビには性的興奮を高める効果もあるので、6ヶ月未満の子猫はマタタビに反応を示しません。

猫は「甘味」がわからない!

sweets

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私たちと同じように猫にも味覚があります。しかし、「甘味がわからない」「甘味に鈍感だ」といわれています。

私たちも含めて動物には味覚を感じる味蕾(みらい)と呼ばれる細胞があります。人には約一万個の味蕾があるのに対して、犬は2,000個、そして猫には700~800個しか味蕾がありません。この事実からも猫が私たちに比べて味覚が劣っているのは明らかなことですが、意外なことに「酸味」や「苦味」には敏感だといわれています。それは野生で暮らしていた頃の食生活の名残が強いようです。狩猟生活を送っていた猫にとって主食は肉。しかし毎日獲物が手に入るとは限りません。ときには他の肉食動物の食べ残しや死骸を口にしなければならないこともあります。そのときに重要なのはその肉が腐っているかどうか見極めること!そのため腐った食べ物を避けるために酸味・苦味に対する味覚が優れているといわれています。

猫が人が食べているお菓子を口にすることがありますが、それは食欲からではなく、興味をそそられてというのが理由のようです。甘いお菓子は猫には必要ありません。特にチョコレートには注意が必要です。チョコレートにはカフェインに似た「テオブロミン」という物質が含まれています。猫はこのテオブロミンを素早く分解することができないので、チョコレートを口にすると中毒を起こすことがあり、死に至るケースもあります。愛猫がチョコレートをおねだりしても絶対に与えないようにしてください。

最近はキャットフードや猫用のスナックの種類も豊富になり、猫もバラエティに富んだ食生活を送るようになっています。そのため甘味や塩味にも敏感な猫もいるそうです。猫の味覚も時代とともに変化しているんですね〜♪

猫と犬どっちが賢いの?

犬と猫

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近年の研究結果では犬の脳の方が発達しているといわれていますが、脳の発達だけで、犬の方が賢いとはいえません。

単純に体重の比率で見ると猫の方が重い脳を持っています。また、大脳皮質の神経細胞(ニュートロン)は犬は1.6億なのに対して猫は3億といわれています。神経細胞の数が多いということは、物事を記憶したり、情報を処理する能力が高いということです。

猫は単独で行動するのを好みます。そのためひとりでも生きていけるように様々な知識を身につけます。また猫は物事を「好きか嫌いか」「必要か必要ないか」で判断する傾向があります。それに対し犬は群れ社会で生活していました。犬社会では社会性や群れのリーダーへの服従心が必要不可欠です。そのためお互いに助けあったり、人(リーダー)の言うことを聞いてそれに従うという習性があります。

犬と猫ではその習性や生活習慣に違いがあり、学習の仕方も違います。結局は犬派、猫派で意見が別れるところではないでしょうか(笑)。

まとめ

いかがでしたか?
私たちのかけがえのないパートナーとなってくれる猫達はまだまだたくさんの謎に包まれています!猫の世界を知れば知るほどその魅力にはまってしまいます。猫って本当に不思議で愛くるしい生き物ですね♡

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