安全面もばっちり!猫が居心地よくお留守番できるお部屋作りのポイントとは?

みずくれ

日中、家を留守にしなければならないときは、少しでも飼い猫に心地よく過ごしてほしくなるものですよね。
猫に「居心地がいい!」と感じてもらうためには、留守中のお部屋を快適な空間のまま保っておくことが大切になります。
今回は、猫が心地よく留守番できるお部屋づくりのポイントをご説明していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

留守番を苦手に思う猫は少ない!

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飼い主さん視点で飼い猫の気持ちを考えると、留守中に寂しい思いをしていないだろうかと不安になりますよね。
しかし、猫は犬とは違って、もともと単独で行動する動物です。

そのため、飼い主さんの不在を寂しがるようなことは少ないといえるでしょう。
もちろん、中には「分離不安症」といって、飼い主さんと離れることに強い不安を感じてしまう子もいます。
けれど、多くの猫は飼い主さんがいない時間でも、自分なりの楽しみを見つけようとしてくれるのです。

そんな猫たちに、今以上に楽しく、安全にお留守番をしてもらうには、普段過ごしているお部屋の環境をもう一度見直してみましょう。

安全で楽しくお留守番させやすいお部屋のポイントとは?

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1.外の景色が見られるようにしよう

猫にとって外の景色を眺めることは、人間でいうとテレビを見ているような感覚だといえます。
窓から見える外の世界では、鳥や虫が元気に動いていますよね。

そうした刺激をお部屋の中からも受けることができれば、留守中も猫を楽しませることができます。
また、若いうちから窓から見える景色を通してお外の世界の刺激に触れさせることは、認知症予防にもつながります。

完全室内飼いの猫は、外へ自由に出ていける猫と比べると、どうしても得られる刺激が少なくなりがちです。
だからこそ、景色を通してよい刺激を与えることができれば、脳を活性化させることもできますし、猫に「退屈だ」と思わせてしまうことも減っていくでしょう。

2.観葉植物は猫の手が届かない場所に避難させよう

お部屋に観葉植物があると、リラックス効果を得られるものですよね。
しかし、観葉植物の中には猫の体に害を与えてしまうものもあるので注意が必要です。

例えば、ユリは呼吸困難や全身麻痺を引き起こし、最悪の場合は命を奪ってしまうこともあります。
そして、スズランやアサガオの種、アイビーの葉は嘔吐や下痢の原因にもなるのです。
さらに、チューリップの球根を口にしてしまうと、皮膚が被れたり、心臓麻痺を引き起こしたりしてしまうため、用心しましょう。

どうしても観葉植物を置きたいのであれば、育てやすく手に入りやすいパキラがおすすめです。
パキラの種は毒性がありますが、家庭で育てている場合で種ができることはほとんどないため、猫にとっても安全な植物だといえます。

また、モンステラやサンセベリア、アカレヤシ、ストレリチアなどといった観葉植物も猫に害を与えないとされているので、こうしたものをチョイスしていきましょう。

3.電動おもちゃで刺激を与えよう

遊び好きの子の中には、窓からお外の世界を見るだけでは十分な刺激を得られないこともありますよね。
そうした子には、留守中でもひとりで遊べるように電動のおもちゃを用意してあげましょう。

タイマー機能が搭載されたものなら、電池の消耗も気にならず、飼い主さんの負担も減るはずです。
猫の食いつきがいい電動おもちゃとしては、不規則な回転が特徴的な「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン2」や虫のような動きをする「ワイルドマウス」が人気となっています。

電動おもちゃは規則的な動きをするものだと猫に飽きられるのが早くなってしまうので、なるべく不規則な動きをするものをチョイスしていきましょう。
ただし、どんなに不規則な動きをしてくれるものでも、何日も遊ばせれば、飽きが来てしまいます。
そうした時は、少し日にちを空けてから再び電動おもちゃで遊ばせると、元のようによく食いついてくれるようになるでしょう。

4.キャットタワーやキャットウォークは必須

猫は高い場所に登ることで、自分の権威を主張します。
権威を主張することは、猫のメンタルを安定させるためにも大切なことです。
自分の権威を主張できないと、猫はプライドをなくしてしまいます。
プライドをなくした猫は、自信がなくなり、おどおどしたような態度を取るようになるのです。

多頭飼いの場合は、飼い主さんがいない留守中に猫同士の間で縄張りの主張が行われている可能性があります。
そんなとき、キャットタワーやキャットウォークのような高い場所があれば、先住猫は新入り猫に自分のプライドを示すことができるのです。

先住猫がきちんと権威を主張できれば、飼い主さんがいない間に猫同士で争ってしまうことも減るでしょう。

また、猫は高い場所から周りの様子をチェックすることで安心できるという特性を持っています。
こうした特徴もあるからこそ、キャットタワーやキャットウォークをきちんと設置して、住みやすい環境を作ってあげるようにしましょう。

5.猫が気に入る猫用ハウスを用意してあげよう

猫は、自分の縄張りをとても大切にする動物です。
そして、嗅覚が鋭いため、特ににおいを重視しています。
ですから、安心してくつろいでもらうためには、猫が気に入ってくれそうな猫用ハウスやベッドを用意してあげましょう。

自分のにおいがたくさん感じられる場所は、猫にとって安心できる居場所になります。
猫用ハウスというと、ドーム型のものを選ぶ方も多いと思いますが、中が見えないドーム型は猫にとって怖く感じられることもあるので、注意が必要です。

そして、猫用ハウスの中には「ボンビアルコン (Bonbi) ファニーキャッツ ネコナベ」のように、爪とぎの機能も兼ね備えたものも発売されているので、そうしたアイテムを選ぶのもよいでしょう。

また、猫用ハウスを設置するときは、置く場所にも注意が必要です。
ポイントは、エアコンの風が直接当たらない場所に設置すること。
夏の留守中は、エアコンで熱中症対策をしながら出かける飼い主さんも多いものですよね。
しかし、人間にとっては快適な温度は、猫にとっては寒いと感じられることもあります。
そのため、風が直接当たらないよう工夫をして、猫風邪などの病気から猫を守ることが大切になります。

6.飲み水は一カ所にまとめておかない

飼い主さんの目が届かない留守中は、猫が興奮して遊びモードになることも多いものです。
特に、多頭飼いの場合は猫同士のじゃれ合いが盛り上がりすぎてしまうこともあります。
そんなときに注意してほしいのが、飲み水です。

テンションが上がった猫は猛ダッシュをすることもあるため、時には飲み水をこぼしてしまうこともあるでしょう。
そうしたときに、飲み水が一カ所にまとめて置いてあると、留守中に水分を取れなくなってしまいます。

猫は、祖先がもともと砂漠のような乾燥地帯で暮らしていたこともあり、あまり水を飲まない動物だといわれています
しかし、濃い尿を出すため腎臓に負担がかかるので、積極的に水を飲ませる必要があるのです。

そのため、留守中の水分不足を防ぐためにも、水は何カ所かに分けて置いておくようにしましょう。

快適なお部屋作りでお留守番のストレスを減らそう

キャットタワー

https://pixabay.com/ja/猫-スコティッシュフォールド-猫タワー-子猫-飼い猫-1684255/

快適に暮らせるお部屋を作ることは、猫をリラックスさせるためにも大切なことです。
過ごしやすく、安全な環境を作ることができれば、留守中に猫が感じるストレスを減らすこともできるでしょう。

飼い猫が留守中にいたずらをしてしまうという方は、ぜひこれらのポイントを押さえながら居心地のいい空間づくりを心がけていってみてくださいね。

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