毛が生え変わる換毛期になると特に気になってくるのが、猫の毛玉ですよね。
自分の体を毛づくろいするときに毛をたくさん飲み込んでしまうと、体の中で毛がつまってしまい命にかかわることもあります。
だからこそ、飼い主さんが積極的に愛猫の毛玉対策をしてあげましょう。
今回はおうちでできる猫の毛玉対策をいくつかまとめてみましたので、ぜひご覧くださいね。
飼い主さんができる猫の毛玉対策4選
1.おやつで美味しく毛玉ケアをしよう
猫用のおやつを見ていると毛玉対策用のものがたくさんあることに気づきますよね。
そういったおやつを使って毛玉ケアをするのはとってもおすすめなんです。
美味しく毛玉ケアが出来れば猫だって余計なストレスをためなくても済み、おやつを通して飼い主さんとスキンシップを楽しむこともできます。
いつものおやつを毛玉対策用に変えるだけなので手軽にできるのも嬉しいポイント。
ただし、毛玉対策用のおやつは子猫には与えてはいけないことが多いもの。
だからこそ、パッケージの裏に書かれている対象年齢に注意しながら食べさせるようにしてくださいね。
2.こまめなブラッシングも大切
毛玉対策をしっかりとしたなら、やっぱり大切になってくるのが毎日のブラッシングです。
特に毛が長い長毛種の猫は自分自身で体を舐めるグルーミングでは毛づくろが追い付かないこともあります。
毛づくろいが追い付かないと毛玉を吐き出す回数が増えたり、危険なときは体の中に毛がつまってしまう「腸閉塞」という病気になってしまうことも…。
そうした症状にならせないためにも、こまめなブラッシングは大切なんです。
また、室内飼いの子は気温の変化があまりないため毛が生え変わる換毛期というものがなく、年中毛が抜けるものなのでしっかりとケアしてあげましょう。
ブラッシングをするときは、猫が嫌がったらすぐに辞めることも重要。
嫌がっているのに拘束してしまうと、猫はブラッシングに対して嫌な感情を持ち、次にブラッシングをするときから逃げ回るようになってしまいます。
3.シャンプーをするのもOK
猫は自分の体を自分で舐めて綺麗にする動物なのでシャンプーは必要ありません。
しかし、あまりにも抜け毛が酷くてブラッシングをさせてくれないときはシャンプ-をするのもOKです。
ただし、シャンプをしすぎると猫にとってストレスになってしまうので月に1回程度がおすすめ。
また、シャンプーをするときは必ず動物用のシャンプーを選ぶようにしましょう。
人間用のシャンプーにはアロマ成分が含まれていることが多く、そうしたシャンプーで猫の体を洗ってしまうと皮膚からアロマ成分を吸収し、中毒症状になってしまうことがあるので気を付けましょうね。
4.毛玉対策フードに切り替えよう
毛玉対策用のおやつだけではなんだか効果があまり出ないというときは、思い切っていつものご飯を毛玉対策用に変えるのも◎
こうした毛玉対策用フードも子猫には与えてはいけないので注意が必要です。
生後1年から活用させられるので、成猫になってからフードの切り替えを検討しましょう。
また、中には毛玉対策用フードよりも猫草の方を好む子もいます。
そういった子にはおうちの中に猫草を用意していつでも食べられる環境をつくってあげるのもおすすめですよ。
猫のストレスにならないような毛玉対策をしよう
毛玉対策というと犬のように毛を短くするサマーカットに挑戦しようかと思う飼い主さんもいるかと思いますが、これはNG。
猫は犬とは違い毛づくろいができないとストレスを感じたり、体温調節がうまくいかなくなって体調を崩してしまう場合があります。
なので、サマーカットを検討する前にまずは今回ご紹介した毛玉対策法を一度試してみてくださいね。